« 成尋ら常州の北水門着 順調な旅 989 | トップページ | 成尋ら常州から蘇州へ 991 »

2026年6月20日 (土)

梵才三蔵は常州人でした 990

5/11 晴れ この日は常州の地方次官と面会します。
「常州刺史為送金龍形張公洞去畢 去州陸路百廿里 船路九十里云々
 仍謁通判郎中 点茶両度 湯一度了 還船後郎中送酒五瓶・麪五斤
 使三人摠与五十文了 竹轎買実分三百五十文了
 参府轎持兵与廿五文了 弭節亭着船逗留 未時出船間
 梵才三蔵弟子温大師来拝 常州太平興国寺住僧也 三蔵申与紫衣也
 示三蔵常州人 次小卿宣秘大師東京(開封)雍丘県人也物
 皇帝毎年送投金龍処・城赤山池・台州内也
 杭州銭糖江・揚州揚子江等也
 成尋過三十六里至回林鎭止船宿 後略」
*刺史→この時代は地方長官ではなく名誉職 長官は知府
*金龍形→金箔塗り龍像
*張公洞→現在の江蘇省宜興市 道教祭祀「投金龍」聖地
*弭節亭(びせつてい)→船停泊地 宿駅で休息・宿泊場
*太平興国寺→現在の江蘇省常州市天寧区 運河沿い寺院 現在無し
*雍丘県→現在の河南省開封市杞県
「常州刺史」が「張公洞」へ「金龍形」へ届ける為不在。
その「張公洞」は常州から陸路で67㎞、船路で50㎞程とか。
その為、「通判郎中(=地方官吏)」に面会。抹茶・湯を頂く。
船に戻ると郎中から酒五瓶と麺五斤が贈られてきた。使者に心付け。
又、常州府にお邪魔する際、竹製の駕籠を350文で購入。
兵士(駕籠かき)の方にも心付け少々渡す。
船は「弭節亭」に着けて逗留中。14:00頃出船しようと思いきや、
「梵才三蔵」の弟子「温大師」が拝礼に来る。
彼は常州の「太平興国寺」住職さん。師匠三蔵が紫衣を賜ったと。
又、梵才三蔵はこの地、常州生まれの方と。
以前、この「三蔵」(成尋に賜善慧大師を告げる)を紹介した際、
「三蔵」の事を「Gemini 3」に伺ったところの情報は誤謬でした。
彼はインド天竺(西天)出身の訳経僧「三蔵」ではなく、常州人でした。
この度「AI モード」での情報は北宋都・開封の伝法院でお仕事していた
エリート僧で「訳経僧」のお一人で僧名は「慧詢」との事でした。
更に、面会した小卿の「宣秘大師」は開封雍丘県の人と。
更に更に、「温大師」が語るところに依ると道教祭祀「投金龍」箇所は
(常州の)城内の赤山池・台州の(天台山)内・杭州の銭塘江(浙江)・
揚州の揚子江などとか。面会が終了。漸く、
出船で20㎞過ぎ回林鎮(場所不明)に到着、船にて宿泊。 続く。
(尚、原文は参天台五台山記 早稲田大学図書館 8→1073/04~
 北宋時代の地名等々は「Google AIモード」のお力を拝借してます。)

Ayame

|

« 成尋ら常州の北水門着 順調な旅 989 | トップページ | 成尋ら常州から蘇州へ 991 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 成尋ら常州の北水門着 順調な旅 989 | トップページ | 成尋ら常州から蘇州へ 991 »