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2026年6月27日 (土)

成尋ら常州から蘇州へ 991

5/12 晴れ 無錫県は行者(道案内雑務処理者)の実家でした。
「卯時出船 巳時至落杜鎭 過卅里了
 未時廿四里無錫県張行者流本宅 暫下船向宅了 州与賜九十里也
 又至蘇州九十里云々 無錫館駅亭逗留 船人賣買間也 未二点出船
 酉時過二十五里 至頥墓止宿 七時法了 経二」
*無錫県→現在の江蘇省無錫市 江南地方の太湖北岸に位置
*張行者→張(苗字)。行者は僧侶前の修行者で雑実務担当者
*蘇州→現在の江蘇省蘇州市京杭大運河と呉淞江が交わる要衝
6:00頃出船 10:00頃17㎞程過ぎ落杜鎭(場所不明)着。
14:00頃13㎞過ぎ無錫県に到着、ここは「張行者」一行の実家でした。
暫し、下船して彼らは家を訪れます。ここは常州から50㎞程です。
又、ここから蘇州までも50㎞程とか。無錫「館駅(宿場)」亭に逗留。
船乗りさん達の「賣買(買い出し等)」の為で~す。
13:30頃出船。18:00頃14㎞程過ぎ頥墓(場所不明)着、船にて宿泊。
夜の勤行が終了、仏経典2巻詠む。
5/13 今日は雨。蘇州の北側入り口に到着です。
「卯時出船 申時過六十五里至蘇州北門緇衣亭止船宿 後略」
6:00頃出船。
16:00頃36㎞程過ぎ蘇州の「緇衣亭」(場所不明)着、船にて宿泊。
5/14 晴れ 蘇州府に訪問、ご挨拶に出かけます。
「辰時参府謁王司勲 梢工水手十五日食下畢 有感々々
 退出間有茶湯 他官人次算出 今日終日依船入米取逗留
 行浴堂沐浴 々主不取僧銭最道心者也 為充天台山々中新成
 司勲依今年新任刺史不送僧食 中略 通事乗小船先去杭州了」
*司勲→文部官の勲位・賞賜等と管理する部署
8:00頃蘇州府(役所)にお邪魔します。
知府は不在だったのか?「王司勲」と面会します。
船頭・「水手(船員)」達に15日分の食料供給手筈を整えてくれていた。
とても、「有感々々(感謝・感謝)」で有難かった。
お暇する際、抹茶・湯の振る舞いあり。
又、他の官人達も次々と挨拶に来て下さった。
本日は一日中、船にお米搬入作業により、ここに逗留です。
この間、「浴堂(蒸し風呂)」にて沐浴。
成尋らは僧侶から湯屋の主人が沐浴料を受領しない為、
天台山の新寺院創立用の布施(金銭供与)に充当する事に。
各地の役所で「僧食(僧用の食事)」の用意してくれるのが常も
「王司勲」は今年の新任官吏の為、食事供養は不可との事だった。
「通事(通訳)」が目的地の「杭州」での手続き等の準備で
一足先に出発した。 続く。
(尚、原文は参天台五台山記 早稲田大学図書館 8→1073/04~
 北宋時代の地名等々は「Google AIモード」のお力を拝借してます。)

Ayame

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