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2023年6月 3日 (土)

三度 中宮寺 聖徳太子二歳像着替え 855

今週、「中宮寺~聖徳太子二歳像公開~」イベントがありましたので
急遽、こちらの話題を差し込みます。
以前、「中宮寺 天寿国繡帳」にて
豪華絢爛な「天寿国曼荼羅繍帳」を紹介しました。
この度、上記の刺繍を「羅」に施した再現刺繍が制作されました。
「日本最古刺しゅう復元 奈良・中宮寺に奉納」(日経Web)

「被衣(かつぎ)」に天寿国繡帳の一部が装飾されています。
刺繍の大部分は「中宮寺 天寿国繡帳の左上」から抽出されています。
被衣左袖の「お月さま」(うさぎさんもいます)は確認できますが、
被衣右袖の「お日さま」は「天寿国曼荼羅繍帳」には存在しません。
(奈良国立博物館に収納されている天寿国繡帳にあるのやも?)
見頃中央には「鳳凰」・「亀」・「飛天女」・「雲」・「唐草」等々。
裾は「中宮寺 天寿国繡帳の左上から二枚目」の柄が。

尚、5/17に
「上皇・上皇后様」が修復された「中宮寺」を訪問されています。
お二人は「菩薩半跏像(伝如意輪観音)」に拝礼され、
「聖徳太子二歳像」の新たな、お召し物「刺繍被衣」をご覧になったと。
「歴史文化に思い寄せ 上皇ご夫妻 4年ぶり来県」
(讀賣オンライン 奈良版)

又、6/01に
「古代刺しゅう「天寿国繍帳」復元し衣に 中宮寺に奉納」(日経Web)
こちらは「お着替え前の聖徳太子二歳像のお召し物」です。(中宮寺)
*聖徳太子二歳像(=南無仏太子立像)《奈良国立博物館》
 続く。

Botan

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