« 日本書紀 各巻執筆順序 797 | トップページ | 武遣使上表から倭の五王は 799 »

2022年3月 5日 (土)

宋書 倭遣使上表 華麗な文体 798

今週は、昨年の年末から今年にかけて頭を痛めた
宋書・梁書の「倭の五王」が「日本書紀」と全く比定不可について。
後、残された手がかりは南朝宋が滅亡する前年、
「雄略帝」と思われる「武」が南朝宋(420~479)の
 順帝(469~479在位477~479)へしたためた「上表(お手紙)」が。
「宋書」を編纂した「沈約」がこの「上表」を書き留めたのですから
偉く気に入った文章に他ならなかったのでしょう?
これを作成した方は当然、「漢文著述」に長けた中国系渡来人。
425年「讃」遣使の名前が「司馬曹達」と記載されています。
この方も中国系渡来人の官吏で中国語会話が得てと考えられます。
この際も「表」を奉じています。
この表の内容は記述されていないので美しい文体でなかったのやも?
それでは、
478年「武」遣使が届けた華麗な文体です。

「順帝昇明二年(478年)
 遣使上表曰
  封國偏遠 作藩于外
  自昔祖禰 躬擐甲冑 跋涉山川 不遑寧處
  東征毛人五十五國
  西服眾夷六十六國
  渡平海北九十五國
  王道融泰 廓土遐畿 累葉朝宗 不愆于歲
  臣雖下愚 忝胤先緒 驅率所統 歸崇天極
  道逕百濟 裝治船舫
  而句驪無道 圖欲見吞 掠抄邊隸
  虔劉不已 每致稽滯 以失良風
  雖曰進路 或通或不
  臣亡考濟實忿寇讎 壅塞天路 控弦百萬
  義聲感激 方欲大舉 奄喪父兄 使垂成之功 不獲一簣
  居在諒闇 不動兵甲 是以偃息未捷
  至今欲練甲治兵 申父兄之志 義士虎賁 文武效功
  白刃交前 亦所不顧
  若以帝德覆載 摧此強敵 克靖方難 無替前功
  竊自假開府儀同三司 其餘咸各假授
  以勸忠節
 詔除武 使持節 都督 倭・新羅・任那・加羅・秦韓・慕韓 六國諸軍事
 安東大將軍 倭王」
以下の()内は旧字体に対する新字体です。
素敵な文字配列が崩れるので敢えて挿入しませんでした。
國(国) 禰(祢) 涉(渉) 處(処) 眾(衆) 歲(歳) 歸(帰)
濟(済) 驅(駆) 裝(装) 驪(麗) 圖(図) 邊(辺) 每(毎)
實(実) 讎(讐) 萬(万) 舉(挙) 效(効) 德(徳) 竊(窃)
假(仮) 餘(余) 勸(勧) 將(将) 句驪=高句麗
「宋書 巻九十七 列伝第五十七 夷蛮 東夷 倭国」
 続く。

Sakura

|

« 日本書紀 各巻執筆順序 797 | トップページ | 武遣使上表から倭の五王は 799 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 日本書紀 各巻執筆順序 797 | トップページ | 武遣使上表から倭の五王は 799 »