魏王朝 卑弥呼に豪華贈答品 703
一方、喜びに沸く魏王朝から卑彌呼さんへのプレゼントは
親魏倭王
金印紫綬
(卑彌呼さんを「倭国女王」と認証)
絳地交龍錦五匹 絳地縐粟?十張 紺青五十匹
(卑彌呼さんからの献上品に対する返礼品)
これだけでも十分な贈答品と思えるのですが
魏王朝は更に卑彌呼さんに
紺地句文錦三匹 細班華?五張 白絹五十匹 金八両
五尺刀二口 銅鏡百枚 真珠鈆丹各五十斤
をプレゼント、これらは卑彌呼さんが大好きな品々だったとか。
これって、遣使の難升米、或いは、牛利が魏の役人に情報提供?
五尺刀は彼女がお好きだったとは思われませんが?
刀を除けば確かに豪華なお召し物素材、お化粧道具ですから
十分頷けます。
但し、
難升米・牛利が魏のお役人に彼女の嗜好品を伝えていたとは
決して思われません。
きっと以て、魏王朝時代の女性が頂いたら「胸きゅん」の品々では?
特に、白絹五十匹・銅鏡百枚・真珠鈆丹各五十斤は
卑彌呼さんお一人で使う分量にしては多過ぎます。
この魏王朝の大盤振る舞いは魏王朝の経済的・文化的優位性強調と
魏王朝に対する倭国の女性達への人気取り策略とも・・・・・。
又、男性遣使の難升米・牛利達の遠路訪問を労(ねぎら)い
「官職名(率善中郎将・率善校尉)」、及び、「証明章(銀印青綬)」を
与えています。
彼らにとって、魏王朝官職名授与は嬉しかったとは思われませんが
魏王朝にとって、魏王朝権威付けにはきっと役立ったのでしょう。
続く。
| 固定リンク
コメント