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2016年3月19日 (土)

命拾いの伊勢国三重采女 556

命乞いをする采女さんは雄略帝に対し「歌」で訴えます。

麻岐牟久能(まきむく〈纏向〉の)
比志呂乃美夜波(ひしろ〈日代〉のみや〈宮〉は)
阿佐比能(あさひ〈朝日〉の)
比傳流美夜(ひで〈火照〉る宮)
由布比能(ゆふひ〈夕日〉の)
比賀氣流美夜(ひ〈日〉がけ〈陰〉る宮)

多氣能泥能(たけ〈竹〉のね〈根〉の)
泥陀流美夜(根だる宮)
許能泥能(こ〈木〉の根の)
泥婆布美夜(根ばふ宮)
夜本爾余志(やもによし)
伊岐豆岐能美夜(いきづ〈築〉きの宮)

麻岐佐久(まきさく)
比能美加度(ひのみかど〈御門〉)
爾比那閇夜爾(にひなへ〈新嘗〉や〈屋〉に)
淤斐陀弖流(お〈生〉ひだ〈立〉てる)
毛毛陀流(ももだる)
都紀賀延波(つき〈槻〉がえ〈枝〉は)
本都延波(ほつ枝は)
阿米袁淤幣理(あめ〈天〉をお〈覆〉へり)
那加都延波(なか〈中〉つ枝は)
阿豆麻袁淤幣理(あづま〈吾妻〉を覆へり)
志豆延波(し〈下〉づ枝は)
比那袁淤幣理(ひな〈鄙〉を覆へり)
                                    
本都延能(ほつ枝の)
延能宇良婆波(枝のうらばは)
那加都延爾(中つ枝に)
淤知布良婆閇(お〈落〉ちふ〈触〉らばへ)
那加都延能(中つ枝の)
延能宇良婆波(枝のうらばは)
斯毛都延爾(下つ枝に)
淤知布良婆閇(落ち触らばへ)
斯豆延能(下づ枝の)
延能宇良婆波(枝のうらばは)
阿理岐奴能(ありきぬ〈衣〉の)
美幣能古賀(みへ〈三重〉のこ〈子〉が)
佐佐賀世流(ささがせる)
美豆多麻宇岐爾(みづたまうきに)
宇岐志阿夫良(う〈浮〉きしあぶら)
淤知那豆佐比(落ちなづさひ)

美那許袁呂(みな〈水〉こをろ)
許袁呂爾(こをろに)
許斯母(こしも)
阿夜爾加志古志(あやにかしこ〈畏〉し)
多加比加流(たかひか〈高光〉る)
比能美古(ひ〈日〉のみこ〈皇子〉)

この歌(メッサージ)で伊勢国の三重采女さんは命拾いをする事に。
 続く。

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