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2015年6月21日 (日)

曾婆加理 墨江中王を殺害 523

阿知直と履中帝が「到幸大坂山口之時」に「遇一女人」。
この女性は一体どのようなお方?
なぜか、
彼女は阿知直と履中帝にとり、有り難い情報を提供するのです。
この大坂山には武器を持った人が大勢おり、山越えを阻止する様子。
故に、「當岐麻道(たぎまみち)」へ迂回して山越えをされた方がと。
ここで、履中帝が一歌。

淤冨佐迦邇(おふさか〈大坂〉に)
阿布夜袁登賣袁(あ〈遇〉ふやをとめ〈乙女〉を)
美知斗閉婆(みち〈道〉と〈問〉へば)
多陀邇波能良受(ただにはの〈告〉らず)
當藝麻知袁能流(たぎま〈當岐麻〉ちを告る)

阿知直と履中帝は彼女のお陰で無事に「石上神宮」に到着。
石上神宮(いそのかみじんぐう)」と
「神話に見る 石上神宮の神様」はこちらで。
そして、何処でこの情報を聞きつけたのか?
履中帝の弟、水歯別命(みずはわけのみこと)(後の反正帝)が
履中帝に拝謁しようと石上神宮に来られた。
履中帝は即座に
「吾疑汝命 若與墨江中王 同心乎故 不相言」と。
水歯別命(反正帝)は
「僕者無穢邪心 亦不同墨江中王」とお答え。
履中帝は
「然者 今還下而 殺墨江中王而 上来 彼時吾必相言」と。
要するに、疑心暗鬼の履中帝は
「難波に引き返し私を殺めようとした墨江中王を殺害した際は
 お前に会って話しを聞いてあげる」って魂胆。
水歯別命(反正帝)は潔白証明の為、早速、難波に引き返します。
只、彼はご自分の手は汚さず、
墨江中王の近臣、隼人出身の「曾婆加理(そばかり)」を懐柔。
その策は
「もし、私に従えば私は帝となりお前を大臣にしてあげる」って事。
曾婆加理はすかさずこの誘惑に乗る始末。
水歯別命(反正帝)は曾婆加理に多額の金銭を与え、然らば
お前が仕える墨江中王を殺害するよう申しつけ。
曾婆加理は墨江中王が「廁」で用を足している時を伺い、狙い
「以矛刺而殺也」。 続く。

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