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2014年7月 6日 (日)

大山守命 兄 大雀命 弟 477

 応神帝はお子さんの
 大山守命(おおやまもりのみこと)と
 大雀命(おおさざきのみこと) のお二人に問い出します。
 「お前達は兄弟のどちらが「愛」(かわゆい)と思う?」 と。
 この質問には応神帝の思惑があったのです。
 古事記の注釈に
 「天皇所以発是問者 宇遅能和紀郎子 有令治天下之心也」
 とあり、彼は宇遅能和紀郎子を跡継ぎにしたかったのです。
 宇遅能和紀郎子は大山守命と大雀命より年少だったのです。
 そして、この問いに年長の大山守命は兄と答えます。
 一方、年中の大雀命は父、応神帝の心根(音)を察し
 「兄は既に大きくなっていて心配ありませんが
  弟は未だ幼い故、よりかわゆく思います。」 と答えるのです。
 そこで、応神帝は
 「佐邪岐(さざき)=大雀命の言が私の思い」 だとおっしゃり、
 大山守命は「山海之政(山海の管理)」
 大雀命は「執食国之政(国務の管理)」
 宇遅能和紀郎子は「天津日継(私の世継ぎ)」 と命じられた。
 以後、大雀命はこの命を守り、
 大山守命は守らなかったとここで前もって暗示を。
 突如、新展開して
 ある時、応神帝は近淡海国 (近江国) に赴くこうとされ
 途中 「御立宇遅(宇治)野上 望葛野」 で一歌。

知婆能(ちば〈千葉〉の)
加豆怒袁美禮婆(かづの〈葛野〉をみ〈見〉れば)
毛毛知陀流(ももちだる)
夜邇波母美由(やには〈家庭〉もみ〈見〉ゆ)
久爾能冨母美由(くに〈国〉のほもみ〈見〉ゆ)

 宇遅(宇治)・葛野は山城国(京都府)に。
 その時代、葛野は緑溢れ家・庭もあり豊かな地域だった感じ。
                                                                             続く。

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