« 神懸かり神功皇后のご神託 459 | トップページ | 軍船渡航上陸 広開土王碑に 461 »

2014年3月 9日 (日)

住吉三神の再登場 460

 仲哀帝の突然の崩御に驚き畏(かしこ)「懼」んで帝のご遺体を
 「殯(もがり)宮」 に安置。
 周りの国々から色んな品々を調達、
 お気を悪くされた神(お告げ神)に奉納。
 更に、
 「生剥 逆剥 阿離 溝埋 屎戸 上通下通婚 馬婚 牛婚 鷄婚」
 等々の罪の類(たぐい)を探索「求」、
 それらの罪を犯した方々の祓い清め 「大祓」 を取り行った。
 「生剥・逆剥」 は読んで字の如く
 この罪は前出です。 「速須佐之男命の命倶楽部」
 「阿離(あはなち)」 は田んぼの畦道を破壊する罪との事。
 「溝埋(みぞうみ)」 は田んぼの溝を埋める罪。
 「屎戸(くそへ)」 これも想像可能。
 この罪も前出です。 「吉凶占いの結果は如何に」 で。
 「上通下通婚」 これは(おやこ たわけ〈戯け〉)と読むそうです。
 後はお分かりですよね?
 これらを以て、仲哀帝の厄払いは滞りなく終了。
 更に不思議な事が続きます。
 仲哀帝がお亡くなりになったにも関わらず
 建內宿祢(禰)は神懸かりされた神功皇后に再度神託を求めます。
 そしてその神託(お告げ)は前回と全く同じだったとか。
 違った箇所は帝亡き後、
 この国の統治者は神功皇后のお腹にいらっしゃるお方だと云う事。
 建內宿祢(禰)は追っかけ次なるお告げを求めます。
 神功皇后のお腹のお子さんは 「男の子・女の子」 どちらと。
 ご神託はめでたく? 「男子」 と。
 更なる建內宿祢(禰)の質問が続きます。
 「このお告げをされておられる神は
  一体どちら様なのでしょうか?」 と。
 すると神懸かりされた神功皇后を通して即、返事が。
 その答えは
 「この神託は天照大神のお気持ちである。
  又、私は 『底筒男中筒男上筒男三柱大神者也』」 であると。
 底筒男・中筒男・上筒男の神々は遙か昔に登場されています。
 何と、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が
 天照大神より前にお作りになられた神々なのです。
 詳しくは
 「伊邪那岐命の禊ぎの神1」
 「伊邪那岐命の禊ぎの神2」
 「伊邪那岐命の禊ぎ究極3柱神」 をご覧下さい。
 底筒男・中筒男・上筒男の神々は綿津見(海神)神の末裔、
 海を守り、航行安全を司る神です。
 この3神(柱)は住吉大社(旧摂津国)の祭神とされています。
 住吉三神はなぜ摂津国に?
 これは後に明らかになると・・・・・。                            続く。

|

« 神懸かり神功皇后のご神託 459 | トップページ | 軍船渡航上陸 広開土王碑に 461 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 神懸かり神功皇后のご神託 459 | トップページ | 軍船渡航上陸 広開土王碑に 461 »