旅ギフトは草那芸剣と巾着袋 449
先週、倭建命の東国旅程を概観しました。
今回からは本題に。
西国遠征から日も置かず今度は東国制圧と云う景行帝の命。
東国の東夷(あずまえびす)は西国の豪族より屈強だったのか
景行帝は倭建命に軍団を副(そ)えます。
(援軍は 「吉備臣等之祖」 で名は
「御鉏友耳建日子」〈みすきともみみたけひこ〉)
更に、「比比羅木之八尋矛ひひらぎ(柊・疼木)のやひろほこ」 をも
倭建命に与えます。
武器なのか馬印なのかは不明ですが景行帝の気遣い?
東国に赴くにあたり
今回も倭建命は叔母様のおられる 「伊勢大御神宮」
に先ず向かいます。
早速、伊勢神宮で戦勝祈願をし叔母様の元に。
叔母様(倭姫命)に逢い、気丈な倭建命も気が緩んだのか?
今の気持ちを吐露します。
「父はわたくしに早くあの世に行きなさいとお思いです。」 と
大泣きし、気を取り直し、叔母様(倭姫命)に暇(いとま)を乞う時
叔母様(倭姫命)は倭建命に 「草那芸剣(くさなぎのつるぎ)」 を
お与えになった。
この草那芸剣は八俣大蛇の尻尾にあった剣。
この剣を速須佐之男命はお姉さんの天照大御神にプレゼント。
更に、天照大御神は高天原から豊葦原瑞穂国へ赴く邇邇芸命に。
そして、驚く事に、この草那芸剣は倭姫命の手元にあったのです。
草那芸剣の登場の経緯(いきさつ)は
草薙剣(大刀)を発見
三種の神器と母性遺伝 でご確認下さい。
邇邇芸命からどの様な経路で倭姫命に渡ったのでしょう。
とっても深い意味合いがあると思うのですが
ここでは触れませんこと。 後々のお楽しみっ。
更に叔母様(倭姫命)はもう一つの遠征旅ギフト。
その贈り物は 巾着袋「(囊)」。
そして彼女は倭建命に
「もし困った時はこの袋の口をお開けなさい」 と
お優しい副え言葉。
さて、巾着袋の中身は一体なに?
iPhone 5s/5c、LACQUER ROUGEでないことは確かなことよ。
続く。
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