容姿麗美嬢の争奪戦 441
景行帝の奥様・お子様達の子細は前回の古事記原文で。
どの時代・いつの世も変わりなく?殿方は
美女(容姿麗美嬢)にとても弱く、放って置きません。
沢山のお子様を作られた景行帝、女性にはさぞかし・・・・・。
ある時、三野(美濃)国造の祖である神大根王のお嬢さん達、
兄姫・弟姫(えひめ・おとひめ)が中々の美女との情報をゲット。
早速、息子の大碓命に彼女らを連れてくるよう命じます。
大碓命は父の要求に応え、美濃国に赴きます。
美女姉妹に会った大碓命は彼女らに、一目惚れ。
即、彼は彼女らと恋に陥る事態に。
美女二人共とはいささか我が儘勝手と思いますが・・・・・。
彼女らを父に娶す事をやむなく中断。
只、父の命に背く事に。
そこで一計、彼女らに劣りますがそこそこ?の姉妹を探索、
彼女らを父、景行帝に詐(いつわ)り届ける事に。
女性とは百戦錬磨の景行帝、
大碓命の謀(はかりごと)はバレバレっ。
しかし、そこは人生(女性)経験が長い景行帝、
見て見ぬ振りの大人対応?
かと思いきや彼女らを長き事召さず、娶らず、
蛇?の生殺しにする始末。
決して、思慮深い行為とは思われません。
傀儡の彼女らは 「どーゆー事?」 に。
翻って鑑みると、この大碓命は景行帝に比し
「権力・金力」 劣る小セレブ男(おのこ)。
美女兄姫・弟姫ともに彼と結婚しお子さんをもうけている状況から
彼は中々のイケメンだったと云えるのでは・・・・・。
又、景行帝に御代に
田部・・・帝支配地専従農民集団
東之淡水門・・・東国、安房(淡)の港(水門)〈市場〉
膳之大伴部・・・帝専属料理人集団
〈膳(かしわ=柏)の葉が食器代用から。お膳(ぜん)は名残〉
倭屯家(やまとみやけ)・・・帝直轄領地〈屯倉〉
作坂手池 竹植其堤・・・(坂手)池・堤の造築
順序は倭屯家 ⇒ 田部 ⇒ 膳之大伴部の筈。
交易市場があずま(東)夷の住まう地区までも広がった事実。
更に、潅漑対策を考える余裕ができたとか? 続く。
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