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2013年4月21日 (日)

赤色楯矛と黒色楯矛の暗喩 419

 古事記の崇神帝についての記述で
 ファッションに関する画期的な表記が出現。

又於宇陀墨坂神
赤色楯矛
又於大坂神
黒色楯矛

 ここでの 「赤色楯矛」 と 「黒色楯矛」 の箇所。
 明確に赤色・黒色と記載されています。
 ここの件(くだり)、
 以前にも確かに「赤」・「黒」の表記が存在します。
 取り急ぎそれらをピックアップしてみます。

於腹者雷居
 伊邪那美命の黄泉の国でのお姿。
 「土に還る伊邪那美命の姿」 で。
 黒光りの雷さん。

爾伊邪那岐命取御鬘投棄
 「黄泉の国からの脱出劇」 で。
 伊邪那岐命の髪飾り、黒蔓(つる)草。

彼目如加賀智而
 「梅原猛さんの八岐大蛇読み」 で。
 八岐大蛇の目の色が鬼灯(ほおずき)様と。

猪在此山
 「赤猪ハグする大穴牟遲(大国主神)」 で。
 大穴牟遲(大国主神)への虐めシーン、赤猪。

以牟久木實與
 「二人の愛に降参の須佐之男命」 で。
  須佐之男命の試練に気転を利かす須世理姫の赤土作戦。

頃者海鯛魚(鯛は魚偏に即)
 「玉手箱でなく塩盈珠・塩乾珠の贈り物」 で。
 火遠理命=山幸彦が失った鉤を飲み込んでいた赤海鯛魚。

田廬戸宮
 「綏靖帝~開化帝 8代簡素血縁履歴」 で。
 大倭根子日子賦斗邇命(孝霊帝)のお住まい黒田廬戸宮。

 以上がこれまで出現した 「赤・黒」 表記に。
 二つの形容詞は幻想・植物・動物・自然・魚・耕作地に
 かかっています。
 しかし、「赤色楯矛・黒色楯矛」 は楯矛の色説明。
 楯矛は人が作り出した道具。
 その道具に彩色しているのです。
 そして選択した色(カラー)は赤と黒。
 崇神帝の根拠地は 「師木水垣宮」。
 師木=磯城(しき)は現在の奈良県桜井市金屋とされています。
 この地区を基点とすると
 宇陀墨坂神(奈良県宇陀市榛原区)は東の位置になり、
 大坂神(奈良県香芝市)は西の位置に当たります。
 東西の幹線街道を押さえる場所に両社を配置していた事に。
 ここで 「(陰陽)五行説」 の東西南北の配当色をご覧下さい。
 「五行説の五行配当模様」
 東は青色、西は白色となっています。
 因みに、赤色は南、黒色は北に配当されています。
 次に、「五行説の五神と五虫」 を。
 東は蒼龍、西は白虎、南は朱鳥、北は玄武が各々の守り神。
 従って、赤色楯矛は東、黒色楯矛は西に奉納していますから
 一見、(陰陽)五行説に則っていない様になります。
 しかしながら、奈良時代初期には既にこの説の知見がありました。
 ( 高松塚・キトラ古墳の壁画に蒼龍・朱鳥・白虎・玄武の絵が。)
 然らば、この赤色楯矛・黒色楯矛の意味合いは
 東の墨坂神には「東・南(赤)」、西の大坂神には「西・北(黒)」
 方面からの外敵備え担当をさせたと考えれば解決するのでは?
                                                                 続く。

 尚、黒との表記でありませんが 「久路(くろ)岐美祁斯遠」 が。
 黒い衣装との表現は 「大国主神の拙い云い訳」 で。

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