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2013年4月 7日 (日)

崇神帝のお子様は六男六女 417

 御真木入日子印恵命(みまきいりひこいにえのみこと)=崇神帝。
 彼のお住まいは師木水垣宮(しきのみずかきのみや)。
 三人の奥様方からは計12名のお子様達が誕生。
 しかしちょいと変なのです。
 そこはくだり 「并十二柱(男王七 女王五也)」。
 男の子が7人でお嬢さんが5人と記されています。
 確かめて見ると

 遠津年魚目目微姫から
男 豊木入彦命 〈上毛野君・下毛野君等の祖〉
女 豊鉏入姫命 〈拝祭伊勢大神之宮〉

 意富阿麻姫からは
男 大入杵命 〈能登臣の祖〉
男 八坂之入彦命
女 沼名木之入姫命
女 十市之入姫命

 御真津姫命が送り出したのは
男 伊玖米入日子伊沙知命 (垂仁帝)
男 伊邪能真若命
女 国片姫命
女 千千都久和(此三字以音)姫命
女 伊賀姫命
男 倭彦命

 上からお分かりの様に 「六男六女」 で絶妙なバランス。
 古事記原作者が単純員数ミスをするとは考えにくいので
 女性の中のお一人が 「性転換」 をなさったのやも。
 日本書紀から消去法でこの大胆な女性は 「伊賀姫命」 に。
 柔(やわ)な男性を凌ぐ女性はかの時代が魁(さきがけ)。
 「大胆不敵・豪放磊落・天真爛漫」
 こんな形容では全く足りませんこと。
 かような女性は性転換しないまでも以前に登場しています。

 「王羲之と藤三娘の心意気」 光明皇后・孝謙(称徳)帝
 「美夜受比売と日本武尊」 美夜受姫
 「古事記の時代の大らかさ」 美夜受姫
 「奈良朝の心意気(大胆不敵)」 吉祥天女
 「古事記 お二人のささやき合い」 伊邪那美命
 「天照大神奪還作戦メンバー再登場」 天宇受女命
 
 お時間をお作り頂き是非ともご一読を。
 豊鉏入姫命の伊勢神社斎宮は別の機会に。         続く。

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