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2012年2月12日 (日)

木花之佐久夜姫、三人の男子を出産 360

 昨今の産屋(うぶや)は殆どの場合、病院の分娩室。
 しかし、木花之佐久夜姫時代(彼女の土着文化)の産屋は
 ドア無し舘、更に人様が近づかない様土塀までも。
 更に、更に、冷えた舘はお体・お子様に差し支えるので
 暖をとる為、舘回りに火を放つお産文化?
 又、彼女は医師・助産婦さん・産婆さんの介助も無しに
 お一人で出産。(これもその時代の風習???)
 そんなこんなで彼女は無事三人のお子さんを誕生させるのです。
 今で云う、「三つ子」。
 一卵性、或いは、二卵性、はたまた、三卵性かは不明ですが・・・。
 その三人のお子さんはすべて男の子。
 第一子は一番火が燃えさかっていた時にお出まし。
 お名前は、火照命(ほでりのみこと)
 第二子は、火須勢理命(ほすせりのみこと)
 第三子は、火遠理命(ほおりのみこと)、この最後のお子さんは
 天津日高日子穂穂手見命(あまつひこひこほほでのみこと)。
 この第三子、火遠理命だけが別名を頂いているのは
 訳があるのです。
 古事記の次なる展開は皆さんよーくご存じの
 「海幸彦と山幸彦」 になります。
 興ざめにならない程度に少しだけ紹介しますと
 火照命が海幸彦で火遠理命が山幸彦として登場します。
 そのドラマは後に紹介致します。
 それよりももっと重要な事があるのです。
 何と、火遠理命=山幸彦のお孫さんのお一人が
 初代天皇と伝えられる 「神武天皇」 なるのです。       続く。

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