木花之佐久夜姫、三人の男子を出産 360
昨今の産屋(うぶや)は殆どの場合、病院の分娩室。
しかし、木花之佐久夜姫時代(彼女の土着文化)の産屋は
ドア無し舘、更に人様が近づかない様土塀までも。
更に、更に、冷えた舘はお体・お子様に差し支えるので
暖をとる為、舘回りに火を放つお産文化?
又、彼女は医師・助産婦さん・産婆さんの介助も無しに
お一人で出産。(これもその時代の風習???)
そんなこんなで彼女は無事三人のお子さんを誕生させるのです。
今で云う、「三つ子」。
一卵性、或いは、二卵性、はたまた、三卵性かは不明ですが・・・。
その三人のお子さんはすべて男の子。
第一子は一番火が燃えさかっていた時にお出まし。
お名前は、火照命(ほでりのみこと)
第二子は、火須勢理命(ほすせりのみこと)
第三子は、火遠理命(ほおりのみこと)、この最後のお子さんは
天津日高日子穂穂手見命(あまつひこひこほほでのみこと)。
この第三子、火遠理命だけが別名を頂いているのは
訳があるのです。
古事記の次なる展開は皆さんよーくご存じの
「海幸彦と山幸彦」 になります。
興ざめにならない程度に少しだけ紹介しますと
火照命が海幸彦で火遠理命が山幸彦として登場します。
そのドラマは後に紹介致します。
それよりももっと重要な事があるのです。
何と、火遠理命=山幸彦のお孫さんのお一人が
初代天皇と伝えられる 「神武天皇」 なるのです。 続く。
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