木花之佐久夜姫の感性論理 359
今回は殿方特有のホント情けないお話しをしなくてはなりません。
木花之佐久夜姫さんは一夜の契りで目出度くご懐妊。
彼女は臨月を迎え、邇邇藝命に
「わたくしと貴男との子供がいよいよ生まれるお日柄ですが
産んで宜しいものかと尋ねに参りました。」 と確認作業を。
すると、邇邇藝命は
「一回ぽっきりの褥(しとね)で
俺の子が出来る訳がないじゃないか。
その子はきっと以て、違う相手の子ではないか。」 との
我が侭で、理不尽で、情けないお返事。
この時代、DNA鑑定何て云う代物は無い時空。
しかしながら、殿方に取ってはお解りにならないと存じますが、
女性は 「今日辺りがチャンス」 と十中八九判ってしまうのです。
だって、「お月様がちゃんとにお教え下さる」 のですもの。
現代女性がお使いになると云う 「ルナルナ」 何て全く不必要。
木花之佐久夜姫さんにきっと云われそう。
「わたくし達の遠き末裔女性(現代女性)は感性が鈍ったのでは」
ないのかしらんと。
「今日辺りがチャンス」 と判るって事は当然、
「今日は安全日???」 って事もお見通し。
何が安全かは置いといて
木花之佐久夜姫さんに取ってお腹の子供の父親は邇邇藝命
である事は紛れもない事実のコンコンチキ。
故に彼女は邇邇藝命を懲らしめ半分で
「貴男の子供でなければこの世に生まれてこないわよ」 って
彼の承諾なんて無視し出産に及ぶ事に。
ここら辺の理詰めを伴わない時の経過は
子孫繁栄を司る、女性、母親の感性論理と云える処。
気弱な草食系男子にはとても理解不能な処なの。 続く。
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