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2011年8月14日 (日)

還矢可恐 雉之頓使の語源 335

 天若日子が高木神の射返した矢に中って亡くなった記述の後、
 わざわざ古事記原作者は注釈を加えています。
 「還矢可恐」 (還(帰)矢恐るべし) の本源と。
 物理的には直線の矢は射っても自分の元には返って来ません。
 故に、これは矢の的中度を上げる為に精進せよって事?
 確かに射られた矢が当らなかった場合、相手は反撃可能に。
 しかし、天若日子は雉名鳴女の胸を射抜いていますし?
 更に、追っかけ本文でも射抜かれ亡くなった雉名鳴女について
 奈良時代初期に使われていた諺?
 「雉之頓使」
 (きぎ(じ)のひたづかい) はこの事が元になっていると。
 雉の頓使とは、行っても帰ってこない役立たずの使いって事。
 ちょいと前では 「鉄砲玉」・「梨(無し)の礫(つぶて)」。
 しかし、この雉名鳴女は全く役立たずの使いではありません。
 ちゃんと命(めい)を果たしています。
 報告でき得なかったのは相手に命(いのち)を断たれただけ。
 高天原にとって、雉之頓使に当たるのは天若日子になる筈。
 「還矢可恐」・「雉之頓使」 これらは古事記時代に於いては
 現代に生きるわたくし達の想像を超える深ーい意味合いが
 あったやも知れません。
 昨今の
 飛び道具は遥かに殺傷力は強く
 情報探知は 「メール」 でちょちょいですから・・・・・。
 RE(返信メール)がないのは無事な証拠ではなく完璧拒否に。
 「殺し文句」 も相手に気がなければ無駄打ちですし、
 メール文字表現ゆえ、
 「雉も鳴かずば打たれまい」 も不必要な諺に???  続く。

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