« 奇妙な少名毘古那神 325 | トップページ | 楽浪海・帯方東南大海中に倭人  327 »

2011年6月12日 (日)

倭之青垣東山上に斎奉れ  326

於是大國主神愁而告吾獨何能得作此國
孰神與吾能相作此國耶是時
有光海依來之神
其神言
能治我前者
吾能共與相作成
若不然者
國難成
爾大國主神曰
然者
治奉之状奈何
答言吾者
伊都岐奉于倭之青垣東山上
此者坐御諸山上神也

 少彦名神(少名毘古那神)が去った為、
 出雲国を治め中の大国主神は不安に襲われたのか
 「わたくし一人でこの国を治める事ができようか。
  どの神と一緒にこの国をつくっていったら良いものか?」
 とおっしゃる始末。
 急にめめしい大国主神に成り下がったのは
 一体、どうしてなのか甚だ疑問を感じるところです。
 ひよっとしたら、彼は 「男性」 にも興味がおありになったのやも?
 そんな事はないと云うことにして、
 ここで、唐突にも、
 海の方角から光り輝く神がやって来ておっしゃるには、
 「よくよくわたくしを治むれば、
  わたしはよくよく共に(国)をつくろうぞ。
  さもなくば、国づくりはむずかしかろう。」 と。
 そこで、大国主神は
 「しからば、どのように治め奉ればよろしいか?」 と
 お尋ねになったところ、
 その神は次のようにお答えになられた。
 「わたくしを倭の青垣東山上にいつきたてまつれ。」 と。
 これが御諸山上にいらっしゃる神なのです。

 光り輝く神=御諸山上にいらっしゃる神
 この神を治むとは・・・・・?
 倭の青垣東山上の 「倭」 とは・・・・・?
 
 これらの件 (くだり) は中々奥深いところになるのでは?
 出雲の国を治める大国主神、
 その出雲のより良い国造り条件として
 この光り輝く神の要求は
1 わたしくしの治める国も共同で治める事。
2 わたくしの死後は倭の青垣東山上にあがめまつる事。
 字面をなぞって素直に読めばこんな感じになるのでは。
 しかしながら、この要求は大国主神にとり
 さほど・・・、と云うより、国を拡張できるチャンスに。
 もし大国主神が国土拡張願望が有るのなら
 願ってもないことになる筈。
 ただ、古事記はこの描写のみで次に進んでしまいますので
 何とも 「ちんぷんかんぷん」 なのです。
 「倭の青垣東山上に斎(伊都岐)奉れ」 との願いから
 光り輝く神の治める国は 「倭」 に成るのは必然。
 では、一体、「倭」 は何処に?                          続く。

 web上では
 国立国会図書館 電子図書館蔵書の古事記上巻P46の1行目で
 確認可能ですので是非ご覧下さい。

|

« 奇妙な少名毘古那神 325 | トップページ | 楽浪海・帯方東南大海中に倭人  327 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 奇妙な少名毘古那神 325 | トップページ | 楽浪海・帯方東南大海中に倭人  327 »