須勢理姫命の殺し文句 317
理性を危うくする 「お酒」 と
目の前にある 「白い柔肌」 にはめっぽう弱い殿方。
「お酒」 と「白い柔肌」 は男性を落とす最強の手立て?
前回の 「須勢理姫命の名口説き」 を紹介しましたので
細々説明は要らないと思いますが・・・・・。
ちょいと気になる処だけ。
須勢理姫命の大国主神命への心をえぐる殺し文句は
何と言っても
「那遠岐弖 遠波那志 那遠岐弖 都麻波那斯」 の部分。
「汝をきて 男はなし 汝をきて 夫(つま)はなし」
『わたくしには、あなた以外に愛(いと)しい男性はいないの!』
男性はこのフレーズを使用されると
1 全く興が湧かない
2 およそこの世のものとは思えない姿形
3 何度もこの文句を多用する
以外は必ずや 「グラッ」 と来てしまう筈。
更に、「愛を語らい、睦み合う空間」 設定と云えば
「あやかきの ふはやが下に」
「むしぶすま にこやが下に」
「たくぶすま さやぐが下に」
「ふわふわした綾織(あやおり)の帳(とばり)が垂れ下がる部屋」
「柔らかな肌触りの絹の掛け布団(ふとん)」
「さらさらタッチの楮木綿の敷き布団」
むし(苧)・・・からむし、苧麻(ちょま)、ラミー感じの布
むし(蚕)・・・むし=蚕(かいこ) で、絹布の夜具
(わたくしども ZIPANGUはこちらを採用)
にこや・・・(柔や・和や) やわらかい さま・もの
衾(ふすま)・・・寝室で体を覆う布
栲(たく・たえ)・・・楮(こうぞ)の古名
「女性は細やかで気品を感じさせるセットには超弱く大感激。」
「男性はこちらよりも違う方が・・・・・。」
こちらはこの次に。 続く。
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