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2010年10月24日 (日)

葦原色許男、難関クリアー 297

 須佐之男命はやはり嫉妬心からか葦原色許男(大国主神)に
 男の技量を量る事に。
 
即喚入而
令寢其蛇室
於是其妻須勢理毘賣命
以蛇比禮(二字以音)授其夫云
其蛇將咋
以此比禮三擧打撥
故如教者蛇自靜故
平寢出之

 即、
 須佐之男命はご自分の邸宅に葦原色許男(大国主神)を呼び入
 れ、まず最初の試し事は蛇が屯(たむろ)する寝所(ベッドルーム)
 で安らかな眠りにつけるかどうかです。
 この初日の関門は彼に 「一目会ったその時から」 ゾッコンの
 須勢理姫さんが早速、エイド(aid)します。
 何やら、蛇ひれ(比禮=領巾)と云う代物を彼に授け
 「蛇さんが出てきて貴男を噛もうとしたら、
 この領巾を三回打ち振ってみて。」 って耳打ち。
 葦原色許男(大国主神)は蛇が蠢 (うごめ) く寝所で
 彼女の教え通りに領巾(ひれ)を振ると蛇は忽ち静になる始末。
 このお陰で彼は何の心配もなくベッドに横たわれたのです。
 (その後、お忍びで須勢理姫さんがいらしたかは不明。)
 次の日の夜の関門は

亦來日夜者
入呉公與蜂室
且授呉公蜂之比禮
教如先故
平出之

 呉公(蜈蚣)と蜂が這い・飛び交う寝所をクリアーできるかどうか。
 蜈蚣(むかで)は気持ちが悪いったらありゃしないっ。
 だいたい、動きが卑猥で手足?が多過ぎるんだから。
 その点、蜂はこちらが攻撃・威嚇しない限り大丈ブイ。
 それはさておき、今度も妻の須勢理姫さんが
 そーっと蜈蚣・蜂領巾 (ひれ) を忍ばせて
 「危うい際は蛇領巾同様、蜈蚣・蜂領巾をひらめかせて。」
 とのアドヴァイス。
 案の定、彼女の云う通りにしてこのステージも難なくクリアー。
 (「だから、云ったでしょう」 って訪ねた須勢理姫さん?)
       続く。 
 web上では
 国立国会図書館 電子図書館蔵書の古事記上巻P36の10行目で
 確認可能ですので是非ご覧下さい。

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