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2010年10月17日 (日)

逞しい葦原色許男に須勢理姫 296

 大穴牟遲(大国主神)は根堅州國にお住まいの須佐之男命の所へ
 お邪魔します。
 根堅州國(ねのかたすくに)につきましては後程に。
 その根堅州国で物語は急展開。

故隨詔命而
參到須佐之男命之御所者
其女須勢理毘賣出見
爲目合而相婚
還入

 ここで、何と須佐之男命 (ここで表記が再び能が之に) に逢う前に
 彼のお嬢さんと出会 (でくわ) す事に。
 その彼女のお名前は須勢理毘賣(姫)さん。
 彼女は逞(たくま)しくなった大穴牟遲(大国主神)に一目惚れ?
 それとも彼が彼女に魅入られたのかは定かではありませんが
 お二人は (親の承諾も得ず?) 即、和合。
 濃密な愛を交わされた須勢理姫さん

白其父
言甚麗神來

 大穴牟遲(大国主神)の心変わりを制する為?に
 すぐ、お家(うち)に彼を招き、お父様に須佐之男命に事後報告を。
 その紹介がしゃれています。
 「ねえ、ねえ、お父様ー。ここにステキな彼がいらっしゃるのよー。」
 って いけ、しゃーしゃーと。

爾其大神出見而
告此者謂之葦原色許男

 須佐之男命は多くの末裔が存在するにも関わらず、
 彼の事を良ーく知っていたらしく。
 娘の須勢理姫さんに
 「きゃつの名前は葦原色許男(あしはらしこお)だ。」 と
 逆紹介するのです。
 この葦原色許男は日本書紀表記では 「葦原醜男」。
 この 「醜」 は決して 「醜い」 ではなく
 以前、「黄泉の国からの脱出劇」 で記しました様に
 「しこ」 は逞しく力強いと云う意味合い。
 どうしても 「みにくい」 にしたい方は嫉妬心の為せる業。
 美しく逞しい方には誰も憧れ、果たせない方には嫉妬の対象に。
 ただ、ここでは大事なお嬢さんである須勢理姫をゲットされた
 お父様のお気持ちを鑑みるに多少の嫉妬心も?
 時代は変われど父親の心音(ね)はこんなもの。     続く。

 web上では
 国立国会図書館 電子図書館蔵書の古事記上巻P36の6行目で
 確認可能ですので是非ご覧下さい。

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