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2010年9月19日 (日)

赤猪ハグする大穴牟遲(大国主神) 292

 伯岐國 (伯耆国) の手間山地区で
 八上姫に振られた
 八十神達は腹いせのつもりか、或いは、
 大穴牟遲(大国主神)がこの世から居なくなれば
 八上姫がご自分達になびくと思ったのか
 何れにせよ、
 大人げなく大穴牟遲(大国主神)抹殺作戦を敢行する事に。
 それでは、古事記原文を。

赤猪在此山
故和禮(此二字以音)共追下者
汝待取
若不待取者
必將殺汝云而

以火燒似猪大石而
轉落
爾追下
取時
即於其石所燒著而死
爾其御祖命哭患而
參上于天

 先ず、八十神達が大穴牟遲(大国主神)に仕掛けた悪戯。
 「手間山に赤茶系色合いの猪 (赤猪) がいるから捕まえて
 食べちゃおーよ」 ってな感じで大穴牟遲(大国主神)を囃し立て
 「我 (和禮) ら(八十神達)は山の上から追い立てるから
 お前は下にいて取り押さえろよー」 って役割分担。
 更に、「赤猪を逃したらただじゃおかないぞー」 と念を押し。
 お人好しの大穴牟遲(大国主神)はお人好し故、
 一番大変な仕事をお引き受け。
 八十神達の企みは茶褐色系色合いの岩 (大石) を
 (何処で焼いたか記述が有りませんが) 焼いて
 まさに赤猪の様にして大穴牟遲(大国主神)目がけて
 転げ落としたのでした。
 人を疑う事を知らない大穴牟遲(大国主神)は
 その焼けた岩を逃してならじとばかりに
 (ひょっとしたら彼は違う事を考えていたのかも・・・。)
 しっかり受け止めるのでした。
 焼けた岩をハグした(抱きしめた)大穴牟遲(大国主神)は
 瀕死の大火傷 (やけど) の呈。
 これって若者の発想なら
 「馬鹿丸出し」 って事になるのでしょうが
 鷹揚で従順な方がよく被る出来事。
 ここで神話故の不思議な事が起こります。
 GPS携帯を持たせていたのか、
 大穴牟遲(大国主神)の母 (刺國若比賣) は息子の危急を知り
 ちょいとたじろぎますが、
 高天原(天)に緊急アクセスする事に。
 こんな時って父親はあわてふためきどぎまぎするだけですが
 (日本の) 母親は躊躇無く対処できるのです。         続く。

 web上では
 国立国会図書館 電子図書館蔵書の古事記上巻P35の5行目で
 確認可能ですので是非ご覧下さい。

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