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2010年7月18日 (日)

稲羽(因幡)の素菟(兎)は泳げなかった 283

 うささんの本音を聞いてしまった隊列最終のさめさんは
 彼女?を取り押さえます。
 さめさんチーム、ちゃーんと最後に強靱な男の子を布陣するとは
 意外といけてる軍団なのかも。
 さめさんのうささんに対するお仕置きは
 彼女の纏っている (着ている) 服を全て脱がし
 海に落とす事。
 ここで世のお父さん達、鼻の下を長くしてはいけません。
 うささんはボディコン黒ドレス・網タイツの
 バーニーさんではありません。
 彼女は海育ちではなく、山育ちだったのです。
 もし、彼女が海育ち、
 乃至は泳げる程の大きな川が近くにあったなら
 何もこうまでせずによかったのです。
 彼女は泳げなかったからこそ、専ら海をお仕事場にするさめさんを
 騙してまで新たな境地を求めて、海を渡りたかったのです。
 その事実を百も承知なさめさんは
 さすが、
 海人 (うみびと)、着衣のままですと溺れる確率が高いので
 保険 (情け) をかけて彼女の衣服を身ぐるみ剥いで
 岸 (足がつくくらいな処) に落としたのでした。
 海に浸かることが初めての彼女は
 それはびっくりこで泣きじゃくるしか方法論がなかったのです。
 その描写が、

即伏最端和迩捕我
剥我衣服因此泣患者

 久方ぶりに 「衣服」 と云う詞が登場してとても嬉しゅうございます。
 この慌てん坊のうささんは、
 概して、兎の毛、及び表皮を剥がされた事にされています。
 古事記原作者は 「衣服」 と云う詞を使用してます。
 字面 (じづら) をその通り受け取れば、
 この 「うささん」 は兎さんではなく、「人」 ですよーって
 メッセージしているのだと考えますが・・・。
 更に、「悉 (ことごとく) =すべて」 ですので
 Aラインショートワンピーだけでなく、
 頭を飾るリボン、息の長ーいレギンス、
 インナーのボーダータンクトップとかわゆいショーツ等々
 彼女は海和迩 (うみわに) さんに全て脱がされたのです。 続く。

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