洒落がきつく詩を詠む須佐之男命 275
ここからの古事記は時間軸経過速度が増します。
故是以其速須佐之男命
宮可造作之地 求出雲國
爾到坐須賀(此二字以音 下效此) 地而詔之
吾來此地 我御心須賀須賀斯而
其地作宮坐 故其地者於今云須賀也
須佐之男命はめっぽうこの地区がお気に入り。
お気に入りの訳は櫛名田比賣に決まっています。
それを何につけても早急でおっちょこちょい、でも何故か憎めない
須佐之男命はいざ彼女をご自分のものとできる状況を迎えると
何故か繊細?シャイになり、ベッドルーム造りに理由付け。
「ここは須賀、故にとっても清々(須賀須賀)しい気分になれるから、
この地に宮 (ベッドルーム) を作るとしよう。」 との前振り。
更に、ムード造りか、詩を詠む須佐之男命。
茲大神初作須賀宮之時
自其地雲立騰 爾作御歌 其歌曰。
夜久毛多都=やくもたつ
夜句茂多菟 (日本書紀の表記)
伊豆毛夜幣賀岐=いづもやへがき
伊都毛夜覇餓岐 (日本書紀の表記)
都麻碁微爾=つまごみに
菟磨語昧爾 (日本書紀の表記)
夜幣賀岐都久流=やへがきつくる
夜覇餓枳菟倶盧 (日本書紀の表記)
曾能夜幣賀岐袁=そのやへがきを(え)
贈廼夜覇餓岐廻 (日本書紀の表記)
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに
八重垣作る その八重垣を(え=へ)
わたくしども ZIPANGU は 「八重垣へ」 と考えます。
命倶楽部は人目を忍び、お布団の中で・・・・・。 続く。
web上では
国立国会図書館 電子図書館蔵書の古事記上巻P31の12行目で
確認可能ですので是非ご覧下さい。
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