神産巣日御祖命が再登場 265
故是神産巣日御祖命
令取茲 成種
ここで突如、日本の神々で一番最初に登場した3人の内お一人、
神産巣日神(かみむすひのかみ) が再びお出ましに。
表記名称変更されて、
神産巣日御祖命(かみむすひのみおやのみこと)。
御祖が付加され、神が命に変容しています。
礼節を知り、何処へ行ったの速須佐之男命さんって感じ。
神産巣日神は神々の祖先で御祖?
命は昔々の「神」への尊称とされています。
太安万侶さんの変更真意は・・・・・?
又、命=御言 (みこと) で 「みことのり」=詔・勅とも?
ココの件(くだり)を古事記研究者の方々は
「五穀の起源」 とタイトルをお付けです。
何故か、「蚕」 の事をお忘れなのです。
生地の中の王者である、しなやかでうっとりする 「絹」。
どうも国学・国文学を研究されている方々は
ファッションには余り興味がお有りにならないご様子。
平安時代まで衣 (きぬ)=絹ですし、
更に、絹の反物は高額貨幣だったのですよ。
この展開は止めときますが・・・・・。 いずれ又その内に。
古事記において日本の五穀は
米・粟・小豆・麦・大豆の五種。
一方、日本書紀 (日本紀) では
米・粟・豆・麦・稗 と記され、稗が加わっています。
生憎、粟と稗は食した事がありませんのでお味は不明。
何やら昨今の健康志向ブームでこれらをブレンドした
五穀米とやらがあるとか。
イメージ的には美味しくなさそうですが・・・・・。 続く。
web上では
国立国会図書館 電子図書館蔵書の古事記上巻P29の11行目で
確認可能ですので是非ご覧下さい。
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