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2010年1月17日 (日)

天宇受賣命のタップダンスショー257

 お誕生日おめでとうございます。
 何を隠さん今日はわたくしども ZIPANGU のあるスタッフの
 誕生日なのです。
 お誕生日にお友達を呼んでふじやのケーキ、
 或いは、ドンペリピンクで乾杯は単なる儀式に過ぎません。
 本来、当人は親御さんに感謝、親は子の生育振りを確認する日。
 とは云うもののわたくしどものスタッフは如何なものか?
 「云うは易し行いは難し」 は世の付きもの?

 しかし、儀式を済ました高天原及び葦原中國は
 天照大御神さんの奪還作戦の行動に突入するのです。
 古来より日本人は敵にイキナリ刃は突きつけません。
 敵 (相手) が自ら降参して下さるようにするのが常套手段。
 これが古来より相手を慮る日本文化の一つ。
 キリスト文化の 「右の頬を打たれたら左の頬もお出しなさい」。
 イスラム文化の 「撃たれたら撃ち返せ」。
 アメリカ文化の 「撃たれる前に撃ってしまえ」。
 確か、アメリカ文化は
 キリスト文化に含まれますので矛盾しますが・・・・・。
 日本文化の方法論は姑息に見えても血を流す分量が少ない筈。
 それはさて置き、天照大御神さんの奪還作戦とは
1 天宇受賣命 (あめのうずめのみこと) のダンスショー作戦
2 天兒屋命と布刀玉命による鏡よ鏡よ鏡さんのミラー作戦
3 布刀玉命の標縄・注連縄 (しめなわ) によるピケット作戦
 この3作戦により目出度く天照大御神さんは甦生されるのです。
 この内一番のハイライトは
 何と云っても、天宇受賣命のタップダンスショーに尽きます。
 この前戯がないと天照大御神さんは天の石(岩)屋戸からチラリと
 お顔を覗かせてくれません。
 彼女は石(岩)屋戸の外の何やら楽しげな歓声を訝り、
 ほんのちょいとドアを自らお開けになったのです。
 楽しげな歓声の訳は勿論、天宇受賣命さんのパフォーマンス。
 彼女は天香山之天之日影・天之眞拆・天香山之小竹葉
 (天香具山に繁っていた日影蔓・蔓正木・笹の葉) で装飾し、
 天の石(岩)屋戸を背景に、舞台セットの汚氣 (桶) 上で演技。
 桶を逆さにした急拵え?の舞台上 (桶の底) で
 フラメンコに勝る程、桶底を足で踏み鳴らしたのです。
 そのリズムはサンバ・ルンバ・タンゴ、或いは、三三七拍子の
 如何様かは知り得ませんが。
 嫌々、譬えが婆々臭・気味。
 時は神代ではなく2001/9 
 所は高天原及葦原中國からMadison Square Gardenへ
 天宇受賣命から舞蹴留寂尊命(MICHAEL JACKSON)
 樽上ダンスではなく
 MICHAEL JACKSON 30th
 anniversary CELEBRATION concert session
 ballade(仏)・soul・rap・rock music。
 ♪BEAT IT
 ♪BILLIE JEAN
 ♪YOU ROCK MY WORLD
 これでご納得いただけるかしら
 それでは
 舞蹴留寂尊命(MICHAEL JACKSON)を天宇受賣命にして、
 彼女自身、感極まり-酔いしれて (爲神懸)
 しまうのですから中々のポップリズムなのだと想像しちゃいます。
 エクスタシー状態の彼女は

 その前に、広辞苑ではエクスタシー (ecstasy) を
 (もとギリシア語 ekstasis (「外」と「立つ」の合成語)で魂が
  世界を超えてある状態)
1〔哲〕魂の脱離の意。人間が神と合一した忘我の神秘的状態。
  フィロン・新プラトン学派・中世神秘主義思想家の重要な概念。
  エクスタシス。
2 忘我。有頂天。恍惚。法悦。
 と味も素っ気もリズム感も無く説明しています。

 胸のはだ (開) け(掛出胸乳)や裳の帯が解けてしまい
 Vゾーンが露出 (裳緒忍垂於番登) しても何のお構いもなし。
 ランウェイ(run way)のマヌカンさん達の境地
 だったやも知れません。
 又、ミュージシャンやアクトレス・アクターさん達は
 この 「感じ。」 が欲しくて日夜励んでおられるのやも。
 
 一方、彼女のダンスをご覧になっていた方々は
 スタンディングオベーション (standing ovation) ・ヤンヤの喝采。
 高天原及葦原中國の特設会場は揺れ動く熱狂の嵐に。   続く。

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