« 還って来られた天照大御神 258 | トップページ | 女性は鏡と大のお友達 260 »

2010年1月31日 (日)

常世長鳴鳥(鶏)のギャグ 259

 天照大御神奪還作戦の戦術企画を八百万の神々が
 委ねたのは高御産巣日神のご子息、思金神。
 思金神、
 前も話しましたがどうもお金のみ大好きでガリガリ猛者風の
 ネーミングで力が削がれますが、
 大勢の神々がご指名されたからには知識・知恵・決断力を
 兼ね備えていたのでしょう。
 ダンスショー作戦 ⇒ ミラー作戦 ⇒ ピケット作戦
 この3作戦は中々良い線をついています。
 しかし、集常世長鳴鳥 令鳴而
 この鶏鳴かせ作戦は如何なものかと・・・・・。
 太安万侶さんも思金神に気を使ったのか?
 思金神は
 鶏鳴狗盗→孟嘗君→史記、司馬遷を読んでいたよって事。
 因みに梅原猛さんは思金神を 「藤原不比等」 と措定しています。
 あのわたくしども ZIPANGU が大好きな清少納言さんは
 「夜をこめて鳥の空音ははかるとも
           世に逢坂の関はゆるさじ」 と
 鶏鳴をもっとオシャレに引用しています。
 殿方からのラブコールにさらりと受け流す彼女って素敵っ。
 気になるのは 「常世 (とこよ)」。
 とこよって何処 (どこ) よってなもの。
 常世は 「常世の国」 の略。
 確か、昔、むかし日本列島に漂着した方々が日本海ではなく
 太平洋を見渡される海原に立ち、この海の遙かかなたにあると
 想像を巡らせていた 「幻の国」 の筈。
 それ以前なら、とこよは常夜になり
 「姥国・黄泉の国」 になってしまい、「心の国」 に。
 そんな処から長鳴鳥 (鶏) を捕まえてくる時間なんか・・・。
 さらに、藤原京・平城京、古事記執筆時代なら、常世は
 道教チックな桃源郷 (不老不死の国) になっていたのですから
 どれをとっても不可能な発想。
 故に、この描写はとっても漫画っぽく奇想天外感が漂います。
 否、それともこの時代では
 メッッチャ・カッコイイー・ギャグだったやも。                   続く。

|

« 還って来られた天照大御神 258 | トップページ | 女性は鏡と大のお友達 260 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 還って来られた天照大御神 258 | トップページ | 女性は鏡と大のお友達 260 »