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2009年11月 8日 (日)

超ー激怒、伊邪那岐大御神 247

 須佐之男命に本音を口にされた父の伊邪那岐大御神は
 超ー激怒。「あっちへ行け・ここから出てけ」 ですもの。

 爾伊邪那岐大御神大忿怒 詔然者汝不可住此國
 乃神夜良比爾夜良比賜也(自夜以下七字以音)
 故其伊邪那岐大神者 坐淡海之多賀也

 どうも分別が付き過ぎた保守系お父さんはこれだからいけません。
 世 (人・もの) の本質をつかれる。
 ご自分の思い通りにならない。
 ご自身の内心をえぐられる。 等々には
 瞬間湯沸かし器の如くかんしゃく玉を破裂させます。
 現代用語では 「オヤジ切れ」。
 白のものを黒と云わざるを得なっかった時空を長時間過ごされた
 お父さんは 「本質」 にはご自分が云えなかった分だけ
 からっきし弱いものです。
 更に、世の中思い通りにならない事はよーくご存じな筈。
 その腹癒せをご子息に向けるなんて・・・・・。
 一寸先、一秒後が分かんないから楽しいのでは・・・・・。
 酸いも甘いも味わって来られた大人のお父さんは
 少なくてもご子息の若々しい見解をお聞き下さらないと。
 泰然自若で聞き上手が 「ステキなお父さん」。
 と云うよりそれが 「家族」 の本質の一つでは。
 悲しいかな、伊邪那岐大御神は頭部の毛細血管をも破裂させ
 突如、お亡くなりになります。
 これだから、ほんと、一秒後は闇の世界。
 「注意一生、怪我一秒 (世の中では注意一秒、怪我一生)」   
 ちょいと古すぎるか。
  「温故知新 (久方ぶりの四文字熟語)」 も有りますし。 
 もっと太古。
 「いよっ、太鼓持ち (ブラスバンドではなし)」
 せめてこれ位のお父さんじゃないと・・・・・。
 国を憂いて闘ったと云われているその当時学生だった
 お父さん達は
 今現在、何をお考えになっておられるのでしょうか?
 政府御用達のりっぱなジサマとして鎮座されているのかしら
 一方、伊邪那岐大御神は
 「坐淡海之多賀也」 と云うことで
 滋賀県犬上郡多賀町多賀の 「多賀大社」 に鎮座なされている由。
 いよいよ次回は日本の最高神とされている
  「天照大御神」 が華々しく登場してしまいます。        続く。

 web上では
 国立国会図書館 電子図書館蔵書の古事記上巻P21の12行目で
 確認可能ですので是非ご覧下さい。

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