« 伊邪那岐命の禊ぎの神2 243 | トップページ | 一姫二太郎は理想的 245 »

2009年10月18日 (日)

伊邪那岐命の禊ぎ究極3柱神 244

 伊邪那岐命は水遊び後の洗顔ケアーをしていますので
 とても基本に忠実で清潔性。
 彼は最後に視覚を司る 「両目」 と嗅覚を司る 「鼻」 を洗います。
 
 於是洗左御目時 所成神名
 天照大御神
 次洗右御目時 所成神名
 月讀命
 次洗御鼻時所成神名
 建速須佐之男命(須佐二字以音)
 右件八十禍津日神以下速須佐之男命以前十四柱神者
 因滌御身所生者也

 そうすると、摩訶不思議なことにも皆さんよくご存じの
12天照大御神(あまてらすおおみかみ)
13月讀命(つくよみのみこと)
14建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
 の3神がお出ましになられるのです。
 
 左目⇒右脳(感覚中枢神経)⇒天照大御神
 右目⇒左脳(論理中枢神経)⇒月讀命
 鼻  ⇒両脳(感論折中神経)⇒建速須佐之男命

 伊邪那岐命はこの3神の出現を殊の外いたく喜びます。
 更にご自分をべた褒め。
 今まで多くの 「神々(生生子)」 を創ったが、
 最後の最後 (終) に3神もの貴い神々を創ってしまったとまで。
 この子煩悩ぶりはとても神にも関わらず、人間味溢れるお言葉。

 此時伊邪那伎命大歡喜詔
 吾者生生子
 於生三貴子

 あまりの嬉しさから伊邪那岐命は
 ご自分のネックレス (御頚珠之玉緒) を首(頚)から外し(取)、
 天照大御神にプレゼントしてしまうのです。
 このネックレスはショートネックレス。
 ロングですと滝に飛び込んだ際に外れ落ちてしまいますので。
 
 即其御頚珠之玉緒母由良迩(此四字以音 下效此)
 取由良迦志而 賜天照大御神

 やっぱり伊邪那岐命は首飾りまでもお付けになって居られた事実、
 現代ファッションである草食系軟弱男性の元祖だったやも。
                           続く。

 web上では
 国立国会図書館 電子図書館蔵書の古事記上巻P20の5行目で
 確認可能ですので是非ご覧下さい。

|

« 伊邪那岐命の禊ぎの神2 243 | トップページ | 一姫二太郎は理想的 245 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 伊邪那岐命の禊ぎの神2 243 | トップページ | 一姫二太郎は理想的 245 »