伊邪那岐命の禊ぎの神2 243
伊邪那岐命が滝に打たれると先ずは穢れ(汚れ)の神々が出現、
次にそれを追い払ってくれる神々が登場。
1八十禍津日神(やそまがつひのかみ)
2大禍津日神(おおまがつひのかみ)
3神直毘神(かむなおびのかみ)
4大直毘神(おおなおびのかみ)
5伊豆能売神(いづのめのかみ)
穢れ(汚れ)=災いの神、それらに対する
災いを振り払う神々。
災いと落とした伊邪那岐命はやんちゃにもマッサージ役の
斎女とされる伊豆能売神まで要求しちゃうとは・・・・・。
汚れ (穢れ) を払い
元気もりもりの伊邪那岐命は水中遊びに興じます。
伊邪那岐命を溺れさせない為の守り役は
6底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)
7底筒之男命(そこつつのをおのみこと)
8中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)
9中筒之男命(なかつつのおのみこと)
10上津綿津見神(うはつわたつみのかみ)
11上筒之男命(うはつつのおのみこと)
十分なレスキュー体制でしょう。要人警護です。
何故かって云うと
彼には未だ黄泉の国に逝ってもらったら困ってしまうのです。
日本国家の象徴、天照大御神のキャスティングが・・・。
ここで古事記は初めて祖先の話を展開します。
底津綿津見神・中津綿津見神・上津綿津見神を
阿曇連 (あずみのむらじ) の祖先神であると紹介します。
阿曇連は綿津見神の子、
宇都志日金拆命 (うつひしかねさくのみこと) の子孫だと。
又、底筒之男命・中筒之男命・上筒之男命は
墨江 (すみのえ)=(住吉大社) に祀られている神々と。
なにせ初回紹介 (初物) ですからこの綿津見神と筒之男命は
大和国家に取って、とても重要な存在だった可能性が。
続く。
| 固定リンク
コメント