豊宇気毘売は豊饒の化身 233
火之迦具土神は火の神で火山のマグマ噴出の表象。
その溶岩が創り出した神々は、
30金山毘古神=かなやまひこのかみ
30金山毘売神=かなやまひめのかみ
31波邇夜須毘古神=はにやすひこのかみ
31波邇夜須毘売神=はにやすひめのかみ
32彌都波能売神=みつはのめのかみ
33和久産巣日神=わくむすびのかみ
34豊宇気毘売神=とようけひめのかみ
地球が生きている証拠の噴火。
この事に依り、奥深い大地に眠る鉱物が地表にお目見え。(金山)
長い年月を経て(和久産巣日)、
地表に降り注ぐ「水」=(彌都波能)=雨により、
「土」=(波邇夜須)=埴=土物 (はに) は良質な土に、
果ては、土器にできる土までも形成されます。
水を含み栄養たっぷりな土壌からは豊かな実りを獲得。
ここに日本の稲作文化が出現したのです。(豊宇気毘売)
稗田阿礼は神の名前で地球誕生~日本稲作文化まで表現する
何とも素敵な構想力。 とても頭が下がる思いです。
豊宇気毘売は日本書紀では豊受媛神と表記されています。
彼女は伊勢神宮において豊受大御神として
豊受大神宮 (外宮) に祭 (祀) られています。
本来なら豊宇気毘売の存在があり、
後に出てこられる天照大御神の順序になり、
豊受媛神は天照大御神の魁になる筈なのですが、
如何せん、
人間界の政 (まつりごと) により、
やむなく外宮に鎮座されているのです。
天照大御神の出現は未だ先になりますのでお待ちなんしょ。
豊宇気毘売を豊饒の化身としました。
豊饒 (ほうじょう) は豊穣とはめっちゃ違います。
豊饒とは土壌が肥沃で穀物がたっくさん実る事なのですよっと。
ちまちまと一つの事にしか頭が回らない殿方と違い、
女性は同時に二つ以上の事を思い巡らせる事が可能な
奥が深ーーーーーい人なんです・・・・・。 続く。
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