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2009年7月26日 (日)

美蕃登見炙は活火山の噴火 232

 伊邪那美命がお生みになった
 大八島国の島8神と自然神延べ33神、計41神。
 神話の世界ではいとも簡単ですが
 わたくし達人間界ではとてもとても不可能極まります。
 「月のもの」 が終わり月を経て、
 「あーら、いらっしゃらないは。」 で受胎告知。
  (ラッキーかアンラッキーかは別として・・・・・。)
 新たな命がちゃぷちゃぷ胎内からこの世に出現する予定日は
  「月のもの」 が終わった日から数えて約280日目とされています。
 この期間が通称 「十月十日」。
 太陽太陰暦の天保暦時代以前で約280日は九ヶ月と幾日。
 故に、「十月十日」 は
 「とお (月) とお (日) できたか。」 の洒落た云い方?
 伊邪那美命さんの営為がもし人間界の出来事としたら、
 彼女の産後の肥立ちが良かったとして
 280×41÷約365=31年と165日 
 彼女の胎内フル回転を以てしても32年間、
 皆さんが双子と計算しても16年間が必要。
 当然この時代、排卵誘発剤なんぞありませんから
 最短でも16年間、最長32年間も要してしまいます。
 この間お腹が空かないのですから大変。
 現在のファッション、高齢出産のしんどさはありませんが、
 元気バリバリ時代が過ぎやがてお年を召すとそれはそれは・・・。
 なぜか、
 伊邪那美命は神話の世界にも関わらず、
 火之夜藝速男神=火之炫毘古神=火之迦具土神
 ひのやぎはやおのかみ・ひのかがびこのかみ
 ・ひのかぐつちのかみ
 をお生みになられた後に体調不良に陥ります。
 古事記での表記は
 「因生此 美蕃登 (此三字以音) 見炙而病臥在」
 この 「みほと見炙」 を古事記研究者達は
 女性のデリケートゾーン (女陰) が焼かれたと訳しています。
 これらの男性研究者の 「品のなさ」、
 創造力も何もなく、情けない極みです。
 あの梅原猛さんもこれを踏襲されています。
 梅原さんも 「男性」 だから仕方がないか・・・・・。
 わたくしども ZIPANGUはその様な訳には承伏しかねます。
 以前の 「艶なる古事記読み」
 この美蕃登 (みほと) を奈良盆地 (大和盆地) と規定しました。
 そう考えると稗田阿礼の暗喩は
 大和盆地のどちらかの火山 (たぶん二上火山) が
 噴火した事実を伝えているのではないかと。
 何せ別名が二つもあるくらいですから。大事な出来事の筈。
 更に絵文字漢字でも表現しています。
 火之夜藝速男神で夜間の噴火で激しく燃える溶岩の早い動き。
 火之炫毘古神でその噴火は夜の闇を輝かせたこと。
 火之迦具土神で土から火が出てきたこと。
 かなり的を射ているとお思いになりません?         続く。

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