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2008年9月14日 (日)

不動・愛染明王は強面 187

 いよいよ№3の明王と云われる人間くさい仏さん達。
 愛染明王の手には、蓮華・鈴・弓・矢・杵
 不動明王の手には、剣と大縄 (索)
 「愛染」 広辞苑では
 「〔仏〕 (貪愛染着の意) むさぼり愛し、
  それにとらわれ染まること。煩悩 (ぼんのう)。」
 と説明されています。
 因みに、「煩悩」 の能書きは、
 「〔仏〕 衆生の心身をわずらわし悩ませる一切の妄念。
 貪・瞋・痴・慢・疑・見を根本とするが、その種類は多く、
 『百八煩悩』 『八万四千の煩悩』 などといわれる。
  煩悩を断じた境地が悟りである。」
 この説明によると、愛染は妄念であり、煩悩の一つと云う事に。
 「妄念」 は
 「〔仏〕 迷いの心。迷妄の執念。」
 「迷妄」 は
 「物事の道理に暗く、
   実体のないものを真実のように思いこむこと。」
 この迷妄で初めて、〔仏〕 の範疇を脱します。
 新村父子も 〔仏〕 のご説明にはとってもご苦労の後が・・・。
 循環小数=有理数と思いきや、
 いきなり無限小数=無理数の世界。
 おおよそ、
 「思想 (物の考え方)」 を辞書で引く事は無理ってもの。
 素直に 「像」 を観るに限ります。
 真言密教、曼荼羅図、大日如来像の発想のお陰で、
 明王さん達は仏さんとして存在、作製されたのですから、
 取り急ぎ、高野山霊宝館の愛染明王さんをご覧下さい。
 次に、東京国立博物館の愛染明王さん
 そして奈良国立博物館の愛染明王さん。(上半身)
 この様な像を一面 (三目) 六臂 (ろっぴ) と云うそうです。
 なんで腕六本でなく臂 (ひじ) 六ヶ表現なのか不思議ですが。
 ムズイ事は置いておいて、
 先ずは、愛染明王のお持ち物。
 蓮華・鈴ですから、美しい花と鳴り物。
 このツール (tool) からは基本的に女性を表現している事に。
 弓・矢・杵ときますと、他者を攻撃する道具。
 武器所持ですので男性具現に?
 女性には刃物・飛び道具は無用です。
 「心を伴わない微笑み」 で十分。
 それとも、京を中心とする政権に対し、
 鎌倉を本拠地とする
 軍事部門担当、にわか成り上がり武家政権。
 彼らの銃 (刀・槍) 後を守る女性達の表象になるのかしら
 すると差詰め北条政子 (1157~1225) さんに。
 おっと、政子さんにお叱りを受けるかも。
 要は、暗鬼紅灯でご活躍される方々からの
 甘ーい商売詞に幻想を抱く誰々さんが怖がる 「山の神」 的存在。
 だって 「ご尊顔」 が凄いでしょう。
 こんな恐ーいお顔をしなくても・・・・・。
 それに比して、不動明王はどう見たって男性。
 お馴染みの 「高野山霊宝館」 不動明王坐像をご覧下さい。
 彼も十分、強面 (こわもて) 系。
 男性はとかく力が弱い程高飛車に出るとか・・・?
 目には目で、剣には剣で、核には核では大人げない???
 密教では不動明王は大日如来像のS.P.とか。
 「ボディーガード」 役なら、ケヴィン・コスナーじゃーなくちゃー。
 大日如来像役のホイットニー・ ヒューストンは、
 なんてったって 「I Will Always Love You」 ですよ。   続く。

女郎花
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おみなえし

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