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2008年7月27日 (日)

色彩曼荼羅・大日如来像 180

 前回紹介しました 「高野山霊宝館」 の 「両界曼荼羅」
 もう一度ご覧下さい。
 特に、女性・慈悲の表象と云われる胎蔵界曼荼羅図の彩られ。
 (別け隔て無く、金剛界曼荼羅図は男性・知恵の表象)
 後の 「補色理論」 の知恵 (知識) をお借りする事無く、
 蓮の葉の緑色とその上に佇む赤い花。
 目に飛び込んでくる、
 都会では、今は無き自然界の美しい彩り。
 緑色のキャンバスに赤色で配色の胎蔵界曼荼羅図。

 

 現在のカジュアルファッションも真っ青 (シアン)

 





 青 (シアン)
 
 黄 (イエロー)
 
 赤 (マゼンダ)

 






   
 光の三原色の集合 「白」
 絵の具の三原色の集合 「黒」

 

 三原色・光と陰、すべて包含されている胎蔵界曼荼羅図。
 梅原猛さんの 「仏像・羅漢 (集英社) p78」 には
 「この色について 『大日教』 では、
  『有情界 (うじょうかい)』 をして愛楽せしめるがゆえに」
 と記されています。
 有情界とは、感覚・感情が備わっている世界。
 要はわたくし達が住む 「人間原理」 の世界です。
 胎蔵界曼荼羅図って、
 総ての色を発光し、
 すべて寄せ集めると真っ白な色のお日様=太陽。
 その太陽を中心としてサークル (世界) 表象し、
 きっと以て、
 あの世は何もない真っ白な世界と思われますが、
 この世にいる間は、
 「五感をフル稼働」 させて
   「生きとし生けるもの同志、互いに慈しみ合い
  に映るもの
  に飛び込む音色
  に薫る匂い
  で味わうもの
  の触れ合い (肌友とも)
  をせいぜいお楽しみあれ!!」
  ってな感じなのかしらん。
 
 青鞜で 「原始女性は太陽であった」 と平塚雷鳥さんに
 云あわせしめた、鈍 (どん) で、野暮な方々には
 も少し、五感を震わせて頂かなければ成りませんこと。
 そして、現在、
 何者かによって五感を奪取され、
 五感で感じない生活に慣れ親まされている、わたくし達。
 何とかして奪還しない限り、
 お天道様に 「あらっ・あらっ」 って
 ほくそ笑まれるかも知れません事よ。   続く。

 

追 抹香臭く感じる寺院ですが、宗教法人としての掻き入れ時は
  上の胎蔵界曼荼羅図の五彩色でお化粧します。(五色幕)
  黒 白 赤 黄 青 の五色をアレンジして
  紫 白 赤 黄 緑 の垂れ幕でお堂を色づけします。
  お寺さんもカラフルなオシャレ心をお持ちでしょう???
  黒白 赤黄青 の五色は陰陽と虹の配色順。
  「虹の配色」 につきましては、
  是非一度機会をお作り頂きご覧になって下さい。

 

五色幕
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五色幕カラー

 

盛夏の朝顔
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盛夏の朝顔

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