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2008年6月22日 (日)

脚光浴びた仏像群達 175

 6/11付けの日本経済新聞で報道されました。

 「金メッキ鮮やか
  古代の渡来系氏族、東漢(やまとのあや)氏の氏寺とされる
  奈良県明日香村の檜隈(ひのくま)寺跡(七~十五世紀)を
  調査中の同村教育委員会は十日、金銅製の仏像の右手が
  出土したと発表した。金メッキが鮮やかに残っており、
  製作技法から七世紀~八世紀のものとみられる。 後略。」
 
 活況を呈すニューヨーク・マーカンタイル取引所の
 「商品先物取引市場」 、日々新高値記録を塗り替えています。
 生活に直結する 「原油市場相場」 が話題になりがちですが、
 ご多分に漏れず、「金相場」 も史上最高値で推移しています。
 今現在、日本では金1グラムが税込みで
 約3.100~3.300円の間で、もみ合っています。
 田中貴金属工業(株) 金相場
 つい先だってまで、
 (アメリカのニクソン大統領が 「止ーめた。」 と云うまで)(1971年)
 アメリカドルは金と交換可能な兌換紙幣的だったのですもの。
 何せ 「金」 は、いにしえより希少で高価で目映いものの代表。
 とかく女性は 「いい加減な男性の言葉」よりも
                 「素敵なもの=貴金属・ダイヤ・お召し物」
                                                を信じます・・・・・。
 そんな素敵な 「金メッキ仏像」 が発見されたとの事です。
 もし持ち主が東漢直駒でしたら約1400年の月日を経ています。
 稀少な金属・石は何時の世も不変価値、
 変動気持ち (コロコロ変わる) の男性心よりも
 それは、それは・・・・・。
 そして、仏像。
 蘇我馬子は 「釈迦如来」 「弥勒菩薩」 を所持していた感じ。
 決して、抹香臭く展開しませんのでお付き合いを。
 しゃか・にょらい みろく・ぼさつ は
 古代インドのサンスクリット語を中国経由で漢字化表現されたもの
 故に非常にわかりにくいのです。
 見てきたような後講釈は色々あるそうですが・・・・・。
 
 梅原猛さんに依りますと、
 ネットランキング同様、優勝劣敗?、
 仏さま (仏像) にもランキングがあるのだそうです。
 トップは如来
 如来の代表は 「釈迦」 「薬師」 「大日」 「阿弥陀」 等。
 2位は菩薩
 菩薩の代表は 「弥勒」 「観音(観世音)」 「勢至」 「文殊」
                   6月迄東京、上野にいらした 「日光」 「月光」
                  庶民的な 「地蔵」 お地蔵さんも菩薩で2位
                  日本の神で菩薩になった 「八幡」 等々。
 3位は明王
 明王の代表は 「不動」 「愛染」 「孔雀」 「大元帥」 等。
 4位は天部
        GAKUTO、上杉謙信の 「毘沙門天」
        武田信玄参謀の山本勘助、「摩利支天」
        フーテンの寅さんの 「帝釈天」
        七福神の 「弁才天」 「大黒天」
        お寺の中門にいる怖い形相の 「仁王(金剛力士)」
        うって変わって、限りなく優しい 「吉祥天」
        恐れ入谷の 「鬼子母神」
        男女和合の 「歓喜天 (聖天)」 等々
        明王さんはたくさんいらっしゃいます。
 
 これだけ多くの仏・神さんがいらしたらさぞかし楽しそう。
                                                                続く。

雨に似合う菖蒲
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