戦前?迄続く儒学思想 167
女形の瀬川菊之丞(路考)から
ブランド三世代続くと盤石ブランドのお話を展開、
無理矢理、江戸幕府の根本思想 「儒学 (朱子学)」
林家ブランドに辿り着きました。
この江戸時代を席巻した、政府 (幕府) 思想政策である
「儒教思想」 ですから、
否が応でもこの時代に生きとし生きる
皆様方の心に 「思想の楔」 を打ち込みます。
そして、この思想が明治・大正・昭和20年8月15日迄
その時代に生を受けた皆様方の心の奥底に
否が応でも、染みついていたのです。
この人とあの人とその人とのお付き合い
人間関係
ヒューマンリレーションズ
どの 「詞」 でも良いのですが、
それらを 「旨く取りなす」 術(すべ)らしいのです。
孔子時代の処世術。
<仁・義・礼・智・信>
それらの実戦術を諭した
君臣の義・父子の親・夫婦の別・長幼の序・朋友の信
孟子 (B.C.372~B.C.289) の発想。
君臣の義・・・組織での行い術。
父子の親・・・親子関係の行い術。 母の存在は?
夫婦の別・・・男と女の役割違い。
長幼の序・・・世代間の行い術。
朋友の信・・・「お友達?同士」 の信じ合い。
何だか分かった様で判らない「代物」。
只、少なくとも、「わたくし達」 は
『母と父の存在なしにはこの世にいませんし、
わたくし達より以前に生を受け、今現在も達者な方々は、
時間軸において、長時間に渡り、
この世の「流れ」をご覧になった事柄は隠せない事実です。』
これを踏まえれば、
今現在のわたくし達日本人は
江戸幕府御用達、朱子学の思想的DNAが消滅したとしても
素敵な触れ合いを望むなら自ずと解る事と思うのですが?
大東亜戦争後もそうであった感じですが、
古来より、わたくし達・日本人は、
海を越えてくる考え方に対して、非常に脇が甘く、
何でもかんでもご自分達の 「もの」 にできてしまう
大らかな心の器をお持ちです。
「儒学 (朱子学)」 は所謂、「漢学」。
お隣中国より日本海を渡り輸入された「学問」「思想」。
お葬式でお目にかかれる 「仏教」、
こちらは遙か飛鳥時代に。
「近代合理主義」 は明治時代に。
「プラグマティズム(功利主義)」 は大東亜戦争後に。
「グローバリゼーション」 は1970年代に。
「地球温暖化防止名目の炭素税構想」 は現在進行中。
柔軟で心たおやかな日本人は一体何処 (いずこ) へ。 続く。
若い息吹
| 固定リンク
コメント