女形とは女心に触れたお方 131
そんな押しも押されもぬ花形スター女優さん (夕霧太夫) 役に
挑んだ男性、
身も心も 「女性」 成りきろうとした 「男性」 、
そのお方が、「芳澤あやめ」 さん。(1673~1729)
江戸、元禄時代、男が女性に成り切り?、駆け抜けた彼。
柔 (やわ) で軟弱な変身願望が強い男性の夜な夜な巷で蠢く
コスプレ (日英 costume+play) なんぞと訳が違い過ぎます。
素敵~基本的な女心 (おんなごころ) を持ち合わせた女性が
彼の回りに存在した事。
もっと辛辣なら、素敵な女心を何処かに置き忘れてきた女性、
だらしない女性も彼の反面教師になった筈です。
思うに、何時の世も、この逆バージョン発想が多かった様な?
女にとっても男にとっても
素敵な女性、男性は圧倒的に少ない筈。
でないならば、才色兼備な夕霧太夫さんはスターになれません。
因みに、男性ならば、質実剛健・・・・・。
昔話なら、
「お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯に。」 の型。
こう語りますと、「素敵な女」 を規定しないといけません。
しかしながら、この命題はこの 「舞絽倶(ブログ)」 で
常々折に触れ、語り続けています。
手っ取り早い 「答え」 をお求めになってはいけません。 続く。
秋は女郎花
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