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2007年9月25日 (火)

女形とは女心に触れたお方 131

 そんな押しも押されもぬ花形スター女優さん (夕霧太夫) 役に
 挑んだ男性、
 身も心も 「女性」 成りきろうとした 「男性」 、
 そのお方が、「芳澤あやめ」 さん。(1673~1729)
 江戸、元禄時代、男が女性に成り切り?、駆け抜けた彼。
 
 柔 (やわ) で軟弱な変身願望が強い男性の夜な夜な巷で蠢く
 コスプレ (日英 costume+play) なんぞと訳が違い過ぎます。

 素敵~基本的な女心 (おんなごころ) を持ち合わせた女性が
 彼の回りに存在した事。
 もっと辛辣なら、素敵な女心を何処かに置き忘れてきた女性、
 だらしない女性も彼の反面教師になった筈です。

 思うに、何時の世も、この逆バージョン発想が多かった様な?
 女にとっても男にとっても
 素敵な女性、男性は圧倒的に少ない筈。
 でないならば、才色兼備な夕霧太夫さんはスターになれません。
 因みに、男性ならば、質実剛健・・・・・。
 昔話なら、
 「お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯に。」 の型。

 こう語りますと、「素敵な女」 を規定しないといけません。
 しかしながら、この命題はこの 「舞絽倶(ブログ)」 で
 常々折に触れ、語り続けています。
 手っ取り早い 「答え」 をお求めになってはいけません。 続く。

秋は女郎花
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秋は女郎花

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