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2007年9月11日 (火)

脚本作家、近松門左衛門 124

 近松門左衛門 (1653~1724) と来たら、人形浄瑠璃。
 竹本義太夫 (1651~1714) と
 ジョイント・セッション (joint-session)
 京 ・大坂、上方での大フィーバー (fever)。
 作詞 近松門左衛門
 作曲 竹本義太夫
 語部 竹本義太夫
 演奏 三味線、及び、パーカッション (percussion) 
 演出 操 (あやつ) り人形

 竹本義太夫のメッセェージ・ソング (message-song) 感じ。
 義太夫節に痺れる上方庶民達。
 今の時代なら、
 松任谷由実の 「ユーミンスペクタクル シャングリラⅢ」
 はた又、
 ドリカムの「DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007 」
                       位の衝撃は有った筈?
 一時は、上方歌舞伎をも凌いだとの事。
 
 message-song の発祥は琵琶を奏でる琵琶法師から。
 シンガーソングライター (singer-songwriter) 感じの琵琶法師は
 「祇園精舎の鐘の声」 をかき鳴らし、「諸行無常」 をmessage。 
 やがて軍記 ・哲学ものから、ラブストーリー (love story) ものへ。
 それが 「浄瑠璃姫物語」。
 源義経が静御前ではなく、三河国、矢作 (やはぎ) の宿 (しゅく)
 (現在の愛知県岡崎市矢作町)
 で出逢った超美人?の浄瑠璃姫。
 二人はたちまちフォーリンラブ (fall in love)。
 そして、お決まりの 「別離」。
 思い思われる二人は 「再会」 叶わぬ、悲しい恋物語。
 こんな、女性が大好きな悲恋物が静かにブレーク (break)。
 時が経て、浄瑠璃姫物語は京の都に届きます。
 文化都市、京都では、
 フォークソング系の浄瑠璃姫物語をアレンジ (arrange) したのが
 京在住の琵琶法師達。
 洗練されたメロディー (melody) に編曲され
 「新 ・浄瑠璃姫物語」 は大ブレーク。
 琵琶法師の語り自体が 「浄瑠璃」 と云われる様に。
 更に琉球から新楽器 「三味線」 の到来。(多分、織田信長時代)
 琵琶法師達はこぞって新楽器に挑戦、構造的には同じなので
 彼らはすぐマスター (master)。                             続く。

初秋の桔梗
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初秋の桔梗

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