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2007年8月27日 (月)

歌舞伎役者は女性と若衆 116

 阿国さんの男装での演技、ダンス (舞踊) の圧倒的な
 盛り上がりに世の商売人の方々はほおって置きません。
 殿方を束の間ファンタジーの世界に導いて下さる 「遊び処」 の
 ディレクター達は、早速、阿国さんの真似事興業の開始。
 絶対供給量不足故のこれ又大盛況を来します。(女性歌舞伎)

 一方今時 (いまどき) のジャニーズ事務所、 美形若者軍団
 (最近は美形の範疇は拡大の一途ですが・・・・・。)
 的存在は既にこの時代では当たり前。
 「舞台子」 (メジャーグループ)
 「色子」  (上を継ぐネクストグループ) 「陰間」 とも
 辛く痛い?修行を経て、彼らの内で
 女性よりもより 「女性の心」 を会得した方が
 檜舞台では女装をして女性を演じました。(若衆歌舞伎)
 この 「傾 (かぶ) き」 も勿論、やんややんやの大喝采。
 その筋大好きなお武家さん、豪商、高邁な僧侶のみならず、
 現在同様、女性達の目は釘付けにされた感じです。
 男性の女装化 (女性化) 現象。
 今現在の 「馴寄り男感じの女性化」 とは全く異質な世界。
 若衆は 「他者 (相手=お客様) を悦ばせる」 事に
 最大の努力し、束の間?の自己否定する事を全く惜しみません。
 ここの所がいまどきの 「男性の女性化」 との大きな違い。
 「痒い所に手が届く」 男性でなければ、
 素敵な女性の虜には決してなれませんし、又、男性仲間でも・・・。
                                                                続く。

 追
 バックで舞台を盛り立てる新楽器は 「三味線」。
 安土桃山時代に 「琉球 (沖縄)」 から渡来。
 奏法に琵琶奏者の撥 (ばち = ギターピッグの大判) を利用し
 大音量が出せる様に考案。
 又、 「琉球 (沖縄)」 出身のミュージシャンも
 この頃より日本を席巻。ミュージシャンの歴史も遥か遠いのです。

*「女性歌舞伎」 と記しましたが、識者の皆さんは
  「遊女歌舞伎」 と表現されています。
  この世に遊ばない女性がいないのかと疑問と違和を抱き、
  『女性歌舞伎』 と致しました。 ちゃんちゃん。

晩夏の薊
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晩夏のあざみ

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