« いなせで粋な榊原政岑 92 | トップページ | 高尾太夫、姫路へ趣く  94 »

2007年7月11日 (水)

粋で才色兼備な高尾太夫 93

 吉原、大のプロモーター (promoter)、三浦屋四郎左衛門。
 東のジャニーズ事務所、西の吉本等々的存在の三浦屋さん。
 そこでキャリアを張る№1の女性が 「高尾太夫」 と称された方。

 才色の内、 「色」 の表出された部分に関しましては、
 その時それぞれ、
 「美的センス (感覚)」 が異なりますので語れませんが、
 才色の 「才」 はかなり知的センスが要求された感じです。
 歌って踊れる事は当然として、遊び全般・一般教養の知識心得、
 今で云えば、各分野の 「資格」 取得。
 フィクションとは云え、「派遣の品格」 のお嬢さんは凄かった。

 更に、ここが当に彼女らの真骨頂、
 相手 (お客様) の 「殿方」 に対する心配り。
 一瞬 (ひととき) たりとも 「ストレス社会?」 を思い出させない
 「語り」 と 「振る舞い」。
 ここにファンタジーな世界が広がります。
 幻想的で魅惑される空間、男性なら一回は味わいたい・・・・・。

 話が逸れますが、某高級夜の酒場での出来事、
 お店のややクローズ気味時、
 酔客お父さんをドア迄丁重に送り届け、
 「ドアが閉まった瞬間」
 彼のお相手だったお嬢さんの
 「満面の笑顔」 から 「氷顔」 に豹変には 「目から鱗」 でした。
 そして、お店クローズ後は
 「おつかれ癒し」 で新宿2丁目にいざ直行。
 「夜の経済社会」 は極めて循環し、絶好調ってな具合?

 「高尾太夫」 の癒しはどうであったのか知る由もありませんが、
 内緒で 「本気」 の方にお会いする事が・・・。
 この幻想的、魅惑的で欺瞞に満ちた時空間において、
 遊び心持ちの殿方と最初はお仕事だった高尾太夫さんが
 お二人共々 「本気印」 に変容してしまったのです。
 この現象は 「今時」 も良くある出来事かしら
 そのお方が、ひょんな事から (本家の榊原家の世継ぎ問題)
  「姫路城主」 になった榊原政岑でした。 続く。

夏は朝顔
spacer
夏は朝顔

|

« いなせで粋な榊原政岑 92 | トップページ | 高尾太夫、姫路へ趣く  94 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« いなせで粋な榊原政岑 92 | トップページ | 高尾太夫、姫路へ趣く  94 »