粋で鯔背で素敵な平賀源内 91
今日は、七夕。
一年振りの 「逢瀬 (おうせ)」 の日。
織女 (織り姫) と彦星。
下天は雨でも、
天空は 「天の川」 を遮るものは存在しません。
余りにも遠過ぎる 「遠距離恋愛」。
そんなロングスタンスのツルーラブがこの江戸中期にも。
秋田藩角館在住の小田野直武は
江戸八百八町で
心の趣くままに 「横紙破り」 「縦横無尽」 「神出鬼没」 で
今を時めく 「創造、物 ・思想」 を展開・楽しんでいる
平賀源内に逢いたくて、
「秋田新幹線 こまち」 は利用できずも
徒 (かち) で (ご自分の足で) 世界に冠たる大都市
お江戸に旅立ちます。
「人の気持ちの綾」 を人二倍感じる平賀源内は
自分を慕う小田野直武を人一倍愛し、慈しみます。
ひょとしたらジェンダー (gender) を超えた 「愛」。
鯔背な直武を
「粋でいなせ」 な源内が
彼を受け止める、「追幻想共同体」。
そんな素敵な共同体を守る為、
粋過ぎた源内は自らお縄になり、あの世に旅立ちます。
その事を悟る直武も翌年に彼を追う事に。
天空での二人の 「逢瀬 (おうせ)」。
七夕ですのでちょいとメルヘンチックに迫ってみましたが・・・。
「ジェンダーを超越した追幻想共同体」。
わたくし共の 「服の世界」 では極めて日常茶飯事。
海外の著名な服飾デザイナーさん達 (日本人含む) は
江戸時代には存在しなかった 「エイズ」 にもめげず、
果敢に素敵な 「追幻想世界」 を織りなします。
この追幻想世界が
「新しい服」 をこの世に生み出す源泉の一つかも・・・・・。
「粋でいなせ」 な奥深ーい感性は、又。 続く。
入谷の朝顔
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