女・男性共にマメな平賀源内 90
平賀源内の書物で有名なものは
戯作文学 「根南志具佐 (ねなしぐさ)」。
1763年にデビューし、好評につき、続編が1769年に出ています。
「根無し草」 ですから、浮き世に漂う浮き草。
或いは、「寝ないしぐさ (仕草)」 で朝まで元気???
ここで、この時代の名女形、
瀬川路考 (菊之丞) (1741~1773) のお出まし。
絶世の美女 (美男) と云われた方。
素敵な女性の皆様にはとっても失礼ですが、
複数の男性・女性を共に同時に気配りできる美男 (美女)、
彼らは、気遣いに於いては途轍もなく女性陣に勝ります。
否、断定はいけないので 「思います。」 にしておきます。
なぜ、新宿2丁目が楽しい?かは、
素敵な男性 (女性) が日常に疲れ果てた
男性・女性の皆さんを
その心配りで癒して下さる事に他ありません。
「一時 (ひととき) ばかりの幻想世界への水先案内人」。
その様な瀬川路考 (菊之丞) に
あの誰にもマメで好奇心旺盛な平賀源内も魅惑されたに
違いありません。
源内は著書、根南志具佐で瀬川路考を絶賛しています。
女性もさることながら、男性 (女性) も慈しんだ平賀源内。
平賀源内・鈴木春信・瀬川路考トリオの素敵な関係は
「瀬川路考(菊之丞) 歌舞伎役者(女形)が路考茶を」
をご覧下さい。
続く。
追 明日から (7/6~7/8) 入谷朝顔市。
平賀源内が世を去った後の文化・文政時代 (1804~1829年) 頃
朝顔の花色の新色出しが流行 (はや) ります。
あたらしもの好きのわたくし達日本人の真骨頂の域 (粋)。
お時間の許す方は是非一度。
入谷の朝顔
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