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2007年6月 7日 (木)

「毛」ファッション(fashion)Ⅱ 76

 中央アジア遊牧の民の 「お友達 (家畜)」 として
 飼われる様になった 「羊」。
 やがて牧羊がヨーロッパ、アフリカ、北アジア、インド
 更には、アメリカ大陸に広がります。

 現在の羊毛生産量は、6/1付け繊研新聞に依りますと
 クリーン換算 (脂付きではなく) で120万2000トンとの事です。
 アパレル (apparel = 服、特に既製服) 供給先と
 インテリア (interior) テキスタイル用供給先を含め

 オーストラリア  30万1000トン (ap)
 中国  17万8000トン (in)
 ニュージーランド  16万5000トン
 アルゼンチン   4万8000トン
 ウルグアイ   3万4000トン (ap)
 南アフリカ   2万8000トン (ap)
 イギリス   2万8000トン

  と紹介されていました。

 ウールの発祥地の中央アジアは供給先として
 顔を覗かせていません。
 「消費経済社会」 に未だに与せず、
 原生活パターンを崩さない頑なな民族集団性を死守しています。
 飽くなき貪り欲求を追求せず、
 ご自分達の日々の営みを続ける為の
  「羊」 達との 「お友達関係」 を継続されています。

 この 「生き方」 が何年か後
 海に沈んでしまう島、国々を無くす事になるのでしょう? 続く。

雨とあやめ
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雨に煙る菖蒲

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