「毛」ファッション(fashion)Ⅱ 76
中央アジア遊牧の民の 「お友達 (家畜)」 として
飼われる様になった 「羊」。
やがて牧羊がヨーロッパ、アフリカ、北アジア、インド
更には、アメリカ大陸に広がります。
現在の羊毛生産量は、6/1付け繊研新聞に依りますと
クリーン換算 (脂付きではなく) で120万2000トンとの事です。
アパレル (apparel = 服、特に既製服) 供給先と
インテリア (interior) テキスタイル用供給先を含め
オーストラリア | → | 30万1000トン | (ap) |
中国 | → | 17万8000トン | (in) |
ニュージーランド | → | 16万5000トン | |
アルゼンチン | → | 4万8000トン | |
ウルグアイ | → | 3万4000トン | (ap) |
南アフリカ | → | 2万8000トン | (ap) |
イギリス | → | 2万8000トン |
と紹介されていました。
ウールの発祥地の中央アジアは供給先として
顔を覗かせていません。
「消費経済社会」 に未だに与せず、
原生活パターンを崩さない頑なな民族集団性を死守しています。
飽くなき貪り欲求を追求せず、
ご自分達の日々の営みを続ける為の
「羊」 達との 「お友達関係」 を継続されています。
この 「生き方」 が何年か後
海に沈んでしまう島、国々を無くす事になるのでしょう? 続く。
雨に煙る菖蒲
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