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2007年6月 1日 (金)

縞 ストライプ・チャック柄 Ⅸ 73

 綿素材、先染めの 「縞」 柄について
 
 オランダがインドを制圧した後、(後のイギリスも含め)
 インドに古来から伝わる綿織物の生地及びストライプ・チャック柄
 が自国は元より、
 西洋文化押しつけを担った軍艦の寄港地に紹介されます。
 我が日本にも、先進的、革新的、彼らの文化利用を謀る、
 織田信長の時代にそれらを取り入れる事になりました。

 これ以前 「縞」 柄は、室町時代中期以降の 「勘合貿易」 等
 を通して一部の方々は目にし、茶器などをくるむ
 「名物裂 (きれ) =布」 として 「お宝物」 扱いされていました。
 但し、さすがは長い歴史文化を持つ中国 (明) 経由ですので、
 単なる真似事ではなく、
 ストライプ・チャック柄は素材を 「絹」 に置き換えていました。
 又、「綿」 素材のストライプ・チャック柄は、
 意匠 (テキスタイルデザイン) を凝らした 「古渡唐桟」 に。

 それはさて置き、廉価な綿素材は江戸庶民に皆様方に取り、
 「100円ショップ」 「某ユニ○○」 「某青○」 的な感じ?
 勢い 「チープ (cheap) ファッション」 の旋風を巻き起こしました。
 
 日本語の 「縞 (しま)」 はストライプ・チャック柄の総称。
 「糸」 偏 (辺) に関わる方々は、お洒落にも
 南蛮の 「島々」 から伝わった事から、「シマ」 と命名。
 尚、縞柄につきましては、
 「お江戸庶民の縞柄の着物」 をご覧下さい。 続く。

雨とあやめ
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雨に滴る菖蒲

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