縞 ストライプ・チャック柄 Ⅸ 73
綿素材、先染めの 「縞」 柄について
オランダがインドを制圧した後、(後のイギリスも含め)
インドに古来から伝わる綿織物の生地及びストライプ・チャック柄
が自国は元より、
西洋文化押しつけを担った軍艦の寄港地に紹介されます。
我が日本にも、先進的、革新的、彼らの文化利用を謀る、
織田信長の時代にそれらを取り入れる事になりました。
これ以前 「縞」 柄は、室町時代中期以降の 「勘合貿易」 等
を通して一部の方々は目にし、茶器などをくるむ
「名物裂 (きれ) =布」 として 「お宝物」 扱いされていました。
但し、さすがは長い歴史文化を持つ中国 (明) 経由ですので、
単なる真似事ではなく、
ストライプ・チャック柄は素材を 「絹」 に置き換えていました。
又、「綿」 素材のストライプ・チャック柄は、
意匠 (テキスタイルデザイン) を凝らした 「古渡唐桟」 に。
それはさて置き、廉価な綿素材は江戸庶民に皆様方に取り、
「100円ショップ」 「某ユニ○○」 「某青○」 的な感じ?
勢い 「チープ (cheap) ファッション」 の旋風を巻き起こしました。
日本語の 「縞 (しま)」 はストライプ・チャック柄の総称。
「糸」 偏 (辺) に関わる方々は、お洒落にも
南蛮の 「島々」 から伝わった事から、「シマ」 と命名。
尚、縞柄につきましては、
「お江戸庶民の縞柄の着物」 をご覧下さい。 続く。
雨に滴る菖蒲
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