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2007年6月13日 (水)

「毛」 英国種羊毛 Ⅴ 79

*英国種 (british  wool)
 オーストラリア・南アフリカが羊毛産地になる以前は、
 何と、大英帝国が羊毛の大生産地だったのです。
 今現在でも羊毛の供給先として名を連ねています。
 今や世界のリーダーは、主にイギリスの低所得階層の方々の
 移民先、北アメリカ大陸の 「アメリカ合衆国」 に譲っていますが、
 18~19世紀までは世界のリードオフマンでした。
 
 イギリスの緬羊は、飼育地別に、

 南部のサウスダウン、シロップシャー、オックスフォードダウン種
 である短い毛のダウン (down=尨毛) 種の産地。
 ニット用の素材に適しています。

 中部のリンカーン、レスター等の長い毛の緬羊の産地。
 繊維長は20㎝もあり、これ又、高級素材に。

 北部のチェビオット、スコッチ、ウェルシュ、シェットランドの産地。
 寒い地方の緬羊なので、毛が前二つよりも粗く、剛毛。
 故に、ツイード (tweed=綾織り)、
    ホームスパン(homespun=平織り) 等の
 ラスティック (rustic=粗野な) な素材に供されます。

 この様な背景がイギリス⇒毛織物⇒テーラー (tailor)⇒凄い
 と云う 「幻想」 が未だに罷り通っています。
                                                               続く。

雨とあやめ
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雨に煙る菖蒲

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