「絹」ファッション(fashion)Ⅴ 60
漸く、お休みが終わりましたので、「生地」 のお話しに。
卑弥呼さんから光明皇后と孝謙 (称光天皇) 天皇、
弥生後期時代
↓
古墳時代
↓
飛鳥時代
↓
奈良時代
の何処かの時点で、日本に於いても 「絹織物」 が
服の素材として、「極上」 のものとなりました。
「布味」 「風合い」 「肌触り」 「衣擦れ音」 「染色性」
その他、どれをとりましても、
<耐久性> <時間経過の黄変> <高価>を除けば、
「絹織物」 に勝る素材はこの世に未だ存在しません。
ファーストレディーから彼女の取り巻きの方々、
又、その取り巻きの女性達に 「絹織物」 のお召しものが
着用されていた事実はやっとの事、平安時代の中期
通称 「平安女流文学」 をなさった方々の文献を通して
数多く、垣間見る事ができます。
故に、この 「舞 絽 倶 日本文化と服 ・小物 」 も
平安、みやび (雅) な世界からスタートしました。
着物と云えば 「絹織物」 、
反物と云えば 「絹素材」 だったのです。
(庶民の方々の着物は除く。)
一方、庶民の味方の 「綿織物」、
奈良時代の後半、日本デビューを果たしますが、
綿花栽培が成功せず、
「綿素材」 の普及はもう少し時の経過が必要でした。 続く。
尚、絹 (シルク) 素材に関しましては、
「絹(シルク)と絹製品について」 をご覧下さい。
あ や め
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