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2007年5月 7日 (月)

「絹」ファッション(fashion)Ⅴ 60

 漸く、お休みが終わりましたので、「生地」 のお話しに。

 卑弥呼さんから光明皇后と孝謙 (称光天皇) 天皇、

    弥生後期時代
      
    古墳時代
      
    飛鳥時代
      
    奈良時代

 の何処かの時点で、日本に於いても 「絹織物」 が
 服の素材として、「極上」 のものとなりました。
  「布味」 「風合い」 「肌触り」 「衣擦れ音」 「染色性」
 その他、どれをとりましても、
 <耐久性> <時間経過の黄変> <高価>を除けば、
 「絹織物」 に勝る素材はこの世に未だ存在しません。

 ファーストレディーから彼女の取り巻きの方々、
 又、その取り巻きの女性達に 「絹織物」 のお召しものが
 着用されていた事実はやっとの事、平安時代の中期
 通称 「平安女流文学」 をなさった方々の文献を通して
 数多く、垣間見る事ができます。

 故に、この 「舞 絽 倶 日本文化と服 ・小物 」 も
 平安、みやび (雅) な世界からスタートしました。
 
 着物と云えば 「絹織物」 、
 反物と云えば 「絹素材」 だったのです。
 (庶民の方々の着物は除く。)

 一方、庶民の味方の 「綿織物」、
 奈良時代の後半、日本デビューを果たしますが、
 綿花栽培が成功せず、
 「綿素材」 の普及はもう少し時の経過が必要でした。 続く。

 尚、絹 (シルク) 素材に関しましては、
 「絹(シルク)と絹製品について」 をご覧下さい。

爽やかな菖蒲
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あ や め

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