「綿」ファッション(fashion)Ⅱ 66
木綿が中国経由で我が 「日本」 に紹介された事以外に
ダイレクト (direct) に日本に入った事実があります。
平安時代の初期、桓武天皇の時代の799年に
インド人 (昆崙(こんろん)人) が
なぜか太平洋で漂流し、「三河国 (愛知県東部)」 に
打ち上げられ、たまたま船に積載していた 「木綿の種」 を
助けた三河人に 「お礼の一部」 としてプレゼントしたそうです。
早速、植えて見たのでしょう。
しかしながら、残念な事に、温帯地域の日本では
この実が生長し大きな綿の木になる事はありませんでした。
従いまして、
日本では綿織物は専ら高価な物 (絹織物よりも安い)
として中国からのインポート (import) ものだけでした。
その時代では、服の素材として
絹・・・・・高級素材 (お金持ちの方々のご愛用)
麻・・・・・普通素材 (一般庶民の方々が着用)
が普及していましたので、
別段 「木綿」 素材をそれ程必要とはしませんでした。
以前お話ししましたが、次ぎに日本に紹介して下さった方は
遥か歴史を下り、日本では室町時代の後期、
世界史感覚では、「大航海時代 (大盗人作戦時代)」 、
イエズス会の先兵達が、「インド綿」 を教えて下さったのです。
続く。
あ や め
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