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2007年5月19日 (土)

「綿」ファッション(fashion)Ⅱ 66

 木綿が中国経由で我が 「日本」 に紹介された事以外に
 ダイレクト (direct) に日本に入った事実があります。
 平安時代の初期、桓武天皇の時代の799年に
 インド人 (昆崙(こんろん)人) が
 なぜか太平洋で漂流し、「三河国 (愛知県東部)」 に
 打ち上げられ、たまたま船に積載していた 「木綿の種」 を
 助けた三河人に 「お礼の一部」 としてプレゼントしたそうです。
 早速、植えて見たのでしょう。
 しかしながら、残念な事に、温帯地域の日本では
 この実が生長し大きな綿の木になる事はありませんでした。
 従いまして、
 日本では綿織物は専ら高価な物 (絹織物よりも安い)
 として中国からのインポート (import) ものだけでした。
 
 その時代では、服の素材として
  絹・・・・・高級素材 (お金持ちの方々のご愛用)
  麻・・・・・普通素材 (一般庶民の方々が着用)
 が普及していましたので、
 別段 「木綿」 素材をそれ程必要とはしませんでした。

 以前お話ししましたが、次ぎに日本に紹介して下さった方は
 遥か歴史を下り、日本では室町時代の後期、
 世界史感覚では、「大航海時代 (大盗人作戦時代)」 、
 イエズス会の先兵達が、「インド綿」 を教えて下さったのです。
                  続く。

爽やかな菖蒲
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あ や め

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