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2007年4月 7日 (土)

吉原女性(花魁)と庶民 45

 又、もう一方のファションリーダーが、
 男性諸氏の憧れの的であった吉原女性 (通称、花魁)。

 彼女らのお召しものもさることながら、彼女らの立ち居振る舞い、
 及び、「着こなし方」 の新提案。
 これらをファッションに目聡い庶民の女性は
 こぞって模倣しました。
 今の感覚と全く変わりがありません。

 違いは、ファションリーダー役がプロではなく、
 アマ庶民の方々もその役を担っている事です。
 しかしながら、この方々も造られたアマの様なセミプロ?
 存在時空が本人と他者に
 「モデル」 と云う 「幻想」 を生み出します。
 ここの所が面白い由縁。
 存在時空が本人に 「役」 を否応なく強いてしまいます。

 男性サラリーマン社会の肩書きがその方の振る舞いを
 形作るのと全く同じ構造です。
 3月31日まで課長だった方が、4月1日に部長に。
 4月1日には、まごう事なき 「部長」 然となります。
 本人の中身は、全く3月31日と同じです。
 この事は、本人のみならず、回りの皆さんの感性同調あって
 成立する事象になります。
 本人よりも回りの皆さんが彼を部長にするのです。
 ここが、とっても重要な事です。

 「絵描きさん」 がこぞってベレー帽を被り、
 「工事現場の叔父さん」 達は作業衣に黄色のヘルメット、
 「お医者さん」 は概して白衣か薄緑色の衣、
 「銀行員さんは」 は紺かドブネズミ色のスーツ、
 そして
 「服飾デザイナー」 はそれなりの出で立ちで・・・・・。

 それはさておき、
 吉原女性 (花魁) は男性のみならず、
 同性の女性の方々にも羨望の目で見られたのでした。
 彼女らはフィジカル (physical) だけとっても十分芸能に
 秀でているにも関わらず、ましてや、おや、
 彼女らはセンス (sense) を磨く努力をされていた事実には
 頭が下がります。
 これこそ素敵な感性には素敵な身体が宿る真骨頂では。 続く。

散りゆく桜
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又、来年。

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