金襴顧客 淀殿 お初 お江与 16
金襴 ・銀襴緞子着物をお召し下さるお客様は何と云っても、
信長の姪御さんで、お市の方と浅井長政のお嬢さん、
淀殿(豊臣秀吉夫人) (1567~1615)
お初(京極高次夫人) (1570?~1633)
お江(徳川秀忠夫人) (1573~1626)
さん達の三姉妹、three sisters。
ややお年をめされた高台院 (秀吉最初の奥様) (?~1624)
らの方々です。
美の競演と美味しいものの饗宴の日々。
久方ぶりの平和の毎日、「宴」 の世界には、
華やかな女性が表の主役です。
(裏は当然、政治折衝に明け暮れる殿方達の攻防。)
美の追求は留まる事を知りません。
留まった時点で 「女性の性 (さが)」 を放棄した事に。
要は恥も外聞を忘れた単なる元、白雪姫願望のオバアサン。
ってな失礼な事は申し上げませんが・・・。
私どもは、未だかってその様な女性を見た事が有りません。
と云うのは商売柄??? 減らず口はさておき、
美の競演は美の連鎖を生みます。
殿方は、せっせと 「お金獲得と消費」 のお役目です。
金襴 ・銀襴緞子は如何に高価と云え、
「建造物」 程コストは当然、費 (つい) やしません。
「心が通わない美」 は、ややもすると、建造物を引き立てる
建設費のインコストに含まれてしまうかも知れません。
そうは云っても 「美しく・綺麗」 な事に越した事はありません。
ここの所が、難しく、何ともいやはや・・・・・。
やがて、「慶長小袖」 ファッションが花開きます。 続く。
暖冬の梅
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