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2007年2月 3日 (土)

金襴 ・銀襴緞子の着物 13

 物価の急上昇は 「権力」 をお持ちの方にとっては大歓迎。
 より 「差異表示」 をし易くなるからです。

 現在では、差程、感じなくなっていると思いますが、
 (深層心理では未だに 「舶来信仰」 が根強く残っているかも)
 この時代、残念ながら生産技術等は
 お隣の明国が遥かに勝 (まさ) っていました。
 通称 「唐物 (からもの)」 インポート (import) 商品です。
 なぜか、明国輸入にも関わらず、唐物なのです。

 菅原道真が遣唐使派遣を中止 (894年) して以来、
 唐 → 五代(十国) → 北宋 → 南宋 → 元 → 明
 と変化している事を無視し?中国製なら何でも 「唐物」 なのです。

 そして着物アイテム (item) の超人気ナンバーワンは、
 made in 明国 の 「金襴 ・銀襴緞子 (どんす)」 でした。
 「金襴 (きんらん) 緞子の帯締めながら♪」 の金襴です。

 これらは着物・帯の生地ですが、質の良い (high quality) 絹地に
 金糸 ・銀糸を織り込んで豪華な文様を浮きだたせた生地です。
 お近くでこの生地を確認する方法は、
 もし、お仏壇があれば、「チーン」 と音を出す鐘の下に敷いてある
 座布団の小さい感じのものが金襴 ・銀襴緞子です。
 お仏壇がなければ、お寺さんでデートの際にお経を上げている
 お坊さんの脇をご覧下さい。多分これも不可能っぽいですね?
 しかし、江戸時代は、お寺がデートスポットだったのです。
 女性の方なら金糸ラメ使いの豪華版をイメージして下さい。
 男性の方々は彼女に尋ねて。「金襴 ・銀襴ってドンなの」 と
 現代風なら、ビキューナ生地に小さなダイヤを鏤めた様な?
 ビキューナとしたのは今現在、一番経済原価が高いからです。
 本来は 「絹地」 になります。 この件はその内に又。

 金襴 ・銀襴緞子が輸入され始めたのは、室町時代です。
 足利義満の遣明船 ・勘合貿易、
 守護大名の細川 ・大内氏などの私貿易、
 民間荒くれ貿易軍団 (通称、和冦) の密貿易により
 日本にもたらされました。

 一方、この時点での、
 日本からの輸出品は 「金 ・銀 ・銅 ・日本刀」 等の金属原料で、
 資源輸出国だったのです。
 オリンピックのメダルではありませんからネ。 
 最近は、密輸出で銅線 (銭) が多いらしいとか? 続く。

spacer梅と菅原道真
  今日は、節分、 明日、立春。
spacer
  お祝いかたがた、「梅に鶴」。
  梅と来たら、菅原道真、天神様。
  菅原道真 (845~903)
  文章博士 ⇒ 蔵人頭 ⇒ 参議 ⇒ 右大臣
  そして、最後が、大宰権帥。
  左遷先での嘆き節、
  「こちふかば にほひおこせよ 梅の花
   あるじなしとて 春な忘れそ」
  恨み退治の (北野) 天満宮
  今は学問 神様に、変身遂げた道真公。

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