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2007年2月 1日 (木)

着物がファッションに 12

 粋 ・いなせ(鯔背) の感性にとって、
 大部分を占める表意記号は 「着物」 ファッションでした。

 ここでは、Men's Fashion (男性の装い) は後回しにして、
 Lady's Fashion  (女性の装い) について展開しますので、
 「着物」 ときたら、「女性用」 とお考え下さい。

 1568年9月織田信長がその時の日本の首都 「京都」 に入り、
 紆余曲折を経て、
 1585年7月羽柴秀吉が関白になり、藤原秀吉に、翌年の
 1586年12月藤原秀吉は太政大臣に、これにて豊臣秀吉に。
 未だ、関東 ・東北地区はきな臭さが残っていましたが、
 畿内、特に 「京都」 「堺」 地区の消費経済は復活を遂げます。

 応仁 ・文明の乱からなら、約120年、
 南北朝の動 (争) 乱からなら、約250年間も、
 長く低迷し、耐えに耐え抜いた消費経済生活者が
 狂喜乱舞する時空間を迎える事ができたのです。

 あらゆる物の需要曲線は右上がり急上昇曲線に転じました。
 一方、供給側はウハウハですが、
 「物」 はおいそれすぐ 「形」 にはなりません。
 勢い、物価も急上昇。 華やかな着物人気が急上昇。
 成り上がりの方々の 「記号消費」 がここからスタートです。 続く。

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